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鬼太郎ファミリーの編集履歴

2018-07-03 15:21:22 バージョン

鬼太郎ファミリー

きたろうふぁみりー

「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公・鬼太郎を中心とする仲間達の総称。

概要

以上のメンバーの総称として定着している。


最初期の鬼太郎のレギュラーメンバーは鬼太郎目玉おやじねずみ男の三名で、ファミリーといった呼ばれ方はされておらず、そういった概念すらなかった(ねずみ男にしても、水木御大の他の短編作品には出没しつつ、雑誌連載時の「鬼太郎」本編では当初エキストラ的描かれ方だったうえに、目玉おやじすら最初期は登場せずに鬼太郎だけで活躍する回まであったほどである)。


猫娘以外のメンバーは「妖怪大戦争」のエピソードで鬼太郎とともに戦い、そして果てたという経緯こそあるが、この時点ではあくまで援護要員という扱いでしかなかった。同時にねずみ男も、この時期からストーリーの主軸として妖怪事件に関わるか巻き起こすのに一役買うトラブルメーカーとしての描写が定着していく。その後原作・アニメ共に死んだはずのこのメンバーが再登場し、徐々に準レギュラーーとしてしばしば登場するようになる。


その後、雑誌掲載時はゲストとして登場していた猫娘(紙芝居や貸本漫画時代から原型は温存されていた)が、アニメ第2シリーズにて本来猫好きだった水木御大と東映との協議でレギュラーとして再編され、ヒロインとしての座を定着させていく。

直接的なきっかけとなったのは、2期がカラーで続編制作になった背景として当時の漫画・アニメからヒロインの存在を必須とし、鬼太郎と同世代的存在の女の子として原作に猫娘が登場していた既成事実があった。そして選ばれた理由は、この妖怪キャラが水木御大の長年秘蔵温存していたものにして、単に鬼太郎の女の子友達だけではなく、貸本時代から設定的にねずみ男のけん制役も担っていて、狂言回し役が認知されていたねずみ男と共に、作品世界の広がりに一役投じる可能性が見出されたからである。

そのため、ファミリー入りの4番手はある意味猫娘とも言える(ただし、原作に完全反映されるのは、当時の水木御大にも鬼太郎や妖怪について認識の様々な迷いがあり、その影響で猫娘の扱いまでも試行錯誤されて、定着までに時間を要した)。

猫娘の鬼太郎のガールフレンドにして密かに鬼太郎へ恋愛感情を抱く設定も、長期に渡って2期の再放送が繰り返された事や、3期以降のアニメ描写などで広く認知されていき、原作とアニメ共通の公式設定にまで昇華される事となる。


鬼太郎ファミリーという呼称が定着したのはアニメ第3シリーズからで、この時に『妖怪大戦争』で戦った仲間達が明確にレギュラーとして認知されるようになる。このように他の長寿作品の「ファミリー」と通称されるレギュラーメンバーと異なり、その成立までには紆余曲折があった。


鬼太郎ファミリーと呼ぶようになったのは先の通りだが、仲間という括りではそれ以外にも多数の妖怪が存在し、アニメでは作品によってファミリー以外の妖怪や人間が継続的に登場することがある。油すましや呼子などはファミリーに近い位置づけで関連書籍でも記述されている。5期のED2ではそれらを「鬼太郎一座」と歌の中で名前付けされているものもある。


「ゲゲゲの鬼太郎」だけに留まらず、水木御大執筆による「コミック昭和史」や「神秘家列伝」などの史伝系作品においても、鬼太郎ファミリーは狂言回し的に要所要所で登場し、その中でもねずみ男などがメインの解説役にもなっている。


関連項目

ゲゲゲの鬼太郎

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