「シミュレーションRPG」の略で、「大戦略」タイプの戦術級SLGに、RPGの要素を強く組み込んだもの。
元祖はおそらく任天堂の『ファイアーエムブレム』(1990年)。
概要
ユニットの成長要素だけなら従来のSLGにもあった。しかし同種ユニット同士は特に個性もなく、また資金さえあれば幾らでも「生産」可能なものが多かった。
SRPGでは、各ユニットに名前や個性を付け、経験値による成長に加えアイテムや装備の強化の要素や、台詞やドラマ(ステージ間だけではなくマップ上でも!)を加え、各ユニットをRPGのプレイヤーキャラクターに近い扱いにしている。
ただし、原則的にユニットはやられると従来のSLG同様、二度とゲーム中に現れず消えてしまい、RPGのような蘇生手段は無い(例外あり)。
このため1ユニットでも死ぬとリセットしてやり直すプレイヤーも少なくない。
ゲームバランス的には、ユニットが多少減っても後の面で補充されるため困らないことが多く、むしろ全員生き残るとユニットが余って選択に悩む状況になってしまったりするのだが、心理的に割り切れない部分があり、従来SLGのようなユニット使い捨ても辞さないようなプレイは取りにくく戦術そのものも変わってくることになる。
またあえてそれを逆用し、ユニットを犠牲にせざるを得ない場面を作りシリアスで厳しい物語を演出することもある。
関連タグ
ゲーム ジャンル SLG RPG ADV ACT STG 格ゲー