概要
「ダーナ砦の奇跡」で、魔法戦士ファラが老人の姿をした火神サラマンド(『ファイアーエムブレム大全』ではサラマンドラ)から賜った赤い魔道書。「ファイアーエムブレムミュージアム」によると「太陽の紅炎の如き灼熱の炎」を放ち、グランベル王国ヴェルトマー公爵家の家宝として受け継がれている。
作中の使い手は序章と10章のアルヴィスのみで、最初に登場する神器。攻撃力は30で魔力・守備・魔防が10上昇し、アルヴィスの魔力が最大値の30なので、威力は70(ユニットの最大HPは80)に上る。
そして、前半の主人公シグルドを殺害した武器となる。ふたりの対決はクリア数13回の場合のOPデモで見られる。
10章ではシグルドの遺児セリスの手でアルヴィスを討つことが隠しイベントの発生条件のひとつであり、直前にセリスが入手する(ようにアルヴィスが手配した)父の形見の聖剣ティルフィングは魔防が20上がる。また前章の会話では、セリスとの別れを予期したアルヴィスの娘ユリアが、術者にとって危険な呪文を唱え、セリスの魔防を高めている。これらの加護を得て、セリスは父を灼き尽くした炎に立ち向かう。
外伝『トラキア776』ではファラフレイムの密かな継承者サイアスが登場するが、前作と違って炎魔法を使えないハイプリーストで、しかも本作の時点では父の手元にあり、使用できない。
『ファイアーエムブレムヒーローズ』ではアルヴィスの専用武器として登場。自分のターンの開始時、アルヴィスの魔防より1以上低い魔防を持つ敵の攻撃と魔防を4下げる。