概要
研究所内にて「35番」とよばれているディクロニウス(作中の女性型ミュータントのこと)であり、蔵間の実の娘で本名は蔵間マリコ。研究所内のディクロニウスの中では最強の能力を持つ。
性格
子供の無邪気さがそのまま殺戮衝動に結びついた性格。生れてから隔離されて育ったため倫理観に欠けており人を見るたび惨殺するほどの残虐性をもつ。
ナナと対峙したときには、ナナを全裸に剥き嬉々としながらいたぶったりもした(虫を遊びながら殺す子供のそれ)。
上記の性格と能力のため非常に危険で全身数箇所に爆弾が仕掛けられており、研究所から出るときは携帯電話に仕組まれたコントローラーで爆弾を制御され、30分ごとに認証コードを入力しないと爆発されるようになっていた。
しかし、一方で年齢相応の子供の面もあり、ナナの反撃によりベクターを発動できなくなった際には泣き喚くような面があった。また、実の両親(蔵間)に対して強く渇望しており愛情を求めている。
作中での活躍
ルーシーを連れ帰るため、角沢長官の指示(という名の目論み)で捕縛している容器から出されたが、その際に母親代わりに世話をしていた斉藤をベクター(ディクロニウスの器官のひとつ見えない腕のような形)で真っ二つに引きちぎり殺害、更に引き続いて白河も殺害しようとするが、斉藤が死ぬ間際に爆弾の起爆スイッチを押したためマリコの右腕が爆発、マリコが右腕を爆破された激痛によってベクターが出せなくなっている隙に白河に捕縛され言うことを聞くように強いられる。
その後、紆余曲折を経てルーシーと対峙することなるが、隙を突かれた際にルーシーのベクターによって両脚を切断され、更に保安装置(携帯電話に内蔵された制御装置から30分以内に認証番号を入力しないと爆発する仕掛け)も破壊されてしまい、体内に仕組まれた爆弾の起爆猶予時間が過ぎて爆発し死亡。