概要
チェーンソーを片手に狩場を走り回る殺人鬼。アップデート前の名前は「krug」で、ただの人名だった。長身で引き締まった肉体の男性で、醜悪な顔面を殺した人から剥いだ皮を被って隠している。脚を常に引き摺っており、過去に虐待によって受けた影響を物語っている。それでもチェイス力は高く、特にチェーンソーダッシュ時のスピードは引き摺って歩く姿からは想像できない恐ろしい速度を見せる。根城はコールドウィードファーム。だだっ広いトウモロコシ畑と農業器具、そして飾りとばかりに溢れる動物の死骸が溢れるのどかな地獄。背の高いトウモロコシが生存者を殺人鬼の眼から隠すが、隠れて安心している生存者は、近づいてくるエンジン音の犠牲になる事をまだ知らない。
農場一家の息子、醜悪な見た目、ヒトの皮を被る、そしてチェーンソー。この要素からわかるように映画「悪魔のいけにえ」の「レザーフェイス」をモチーフとしたキャラクターである。そして現在そのモチーフ元さんが「THECANNIBAL」という名称でDLC参戦。二人で仲良く今日もどこかで「エンティティのいけにえ」を演じている。
バックボーン
コールドウィードファームのトンプソン一家の息子として産まれるが、望まれて産まれた子ではない上に生まれつき醜い見た目をしていたために親には監禁と虐待、そしてロクでもない方法で食事をとらせるという親のやることじゃない残酷な虐待を受けて育った。名も無き息子はただ親の愛が欲しかっただけだった。しかし親から受けたのは仕打ちとしか言いようのない虐待であった。彼は虐待した親を許す事は出来ず、そのまま同じ方法で親を「愛した」。その後自由となった彼の「愛」によってコールドウィードファーム周辺は家畜や周辺動物の悲鳴があふれる地獄と化し、土地を売却するために人が入った所、生皮を剥がされて遺棄されるという反撃を受けたために断念。今日も無人の農場にはチェーンソーの騒音が鳴り響き、次なる犠牲者を待ち続けている。
性能
何と言ってもチェーンソー。このチェーンソーはチャージを必要とするが、いったんチャージが完了すれば超高速のダッシュで生存者に迫り来る。このチェーンソーでの一撃は生存者を一発でダウン状態に持って行ける(このゲームは攻撃を受けると「負傷」⇒「ダウン」の順に状態変化する)。つまりは一撃必殺。この一撃必殺のチェーンソーで相手を斬り伏せる圧倒的なパワーが特徴的な反面、チェーンソー攻撃は非常にクセが強く、使いこなせなければそれ以上の強みがないため、上級者向けとなっている。
メメント・モリは、逃げようとする生存者を足で踏みつけて保定した後、チェーンソーのエンジンを入れてそのまま胴体真っ二つ。その一切の躊躇の無さは、まともな教育も愛も受けずに育ち、残虐性だけが残ったヒルビリーのおぞましくも哀しい性を表している。
パーク
Enduring
スタンしても復帰が早くなるパーク。チェーンソーダッシュや普通のチェイスで反撃を受けた時にすぐ立ち直れる
Lightborn
ライト攻撃によるスタン耐性が付く。ライトは攻撃手段として間違っていないが、これを煽りに使うプレイヤーも少なからずいるため、そういう人を斬り伏せるには有用かもしれない
Trinkerer
チェーンソーのチャージ関連のアドオンや他殺人鬼のアドオンによる強化を上げる純粋な増強パーク。他殺人鬼にも使える効果なので、他の殺人鬼にこのパークを使っても効果が出る事がある。
アドオン
チェーンソーの部品やメンテナンス用品のアドオンが多数。改造によるものなのか、チェーンソーの騒音やチャージ時間、操舵性の強化に特化している。一部は斬られた生存者にデバフをかけるものもある。特にVRアドオン「トンプソンの密造酒」はチェーンソーダッシュ最大の欠点である小回りを利かせるようにできる化け物アドオン。しかし感覚がガラリと変わるのでそれはそれで慣れがいる。ヒルビリーのチェーンソーは形状を見るとわかるが、牙のようなものが装飾されていたりと、非常に禍々しい形をしている。
尚、日本において改造チェーンソーを作ること自体は法で縛られてはいないが、ソレを第三者に販売や移譲の形で渡すと罪になる。絶対ににしないように。ましてや人なんて斬らないように。罪の度合いが桁はずれて違うからダメ、ゼッタイ。
長所
チェーンソーダッシュがとにかく速く、直線上でのかけっこ最強。生存者側のかけっこパーク「SPRINT BURST」で逃げても追いつかれ、ぶった斬られる。それほどに早い。そのため、根城のコーン畑のような障害物もないだだっ広い場所でヒルビリーと戦闘になった際、まず逃げられない。そしてチェーンソーダッシュはその速度から移動手段として愛用され、なんでもないところで走ってるなと笑っているといつの間にかに距離を詰められ刃の餌食になるかハンマーでその身を柔らかくされてしまう。とにかくヒルビリー戦になった時は真っ直ぐ逃げない、チェーンソーの音にはとにかく気を配る、距離があるから大丈夫とタカをくくらない事が重要。。ヒルビリー側はとにかくチェーンソーをかき鳴らして相手にプレッシャーを恐怖を与え続け、最高のタイミングでチェーンソーダッシュを決めて生存者を斬り伏せよう。ただ、初心者はとにかくチェーンソーダッシュを多用しよう。チェーンソーに慣れるための練習となるし、もしかしたら偶然生存者と衝突事故を起こせるかもしれない。慣れたら使いどころを見極める練習を。
短所
アドオンでそれなりにどうとでも出来るとはいえ、とにかくチェーンソーダッシュは速いが小回りが利かない。そのため、急速旋回といった回避行動を取られると見事に避けられてしまう。また、チェーンソーは構えてから振り下ろすまでに結構なチャージ時間を要するため、絶好のチャンスと思って構えても、その間に板を倒されたり、入り組んだところに逃げられたり、窓枠ジャンプされてしまう可能性がある。入り組んだ壁ばかりのレリー記念病院といったステージでは更に真価を発揮できなくなる。使う側はとにかくチェーンソーに慣れないとただエンジン音がうるさいだけの戦いになる。また、チェーンソーの音におびえない熟練プレイヤーにとっては居場所を知らせる雄叫びになりかねない。
また、普通のチェイスで追いかければ負傷くらいいけたものをチェーンソーダッシュにこだわり過ぎるて逆に取り逃がす事もザラ。素のチェイス性能は普通にいいので、時にはチェーンソーを諦める勇気を。
関連イラスト
関連タグ
DeadbyDaylight DbD デッドバイデイライト チェーンソー
THETRAPPER THEWRAITH THENURSE THESHAPE THEHAG
THECANNIBAL レザーフェイス 彼の原作