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THETRAPPER

とらっぱー

THE TRAPPER(ザ・トラッパー)とは、ゲーム『Dead by Daylight』に登場するキャラクター。
目次 [非表示]

概要

非対称オンライン対戦ホラーゲーム『Dead by Daylight』に当初から登場しているキラー殺人鬼)の一人。


言わずと知れた本作の顔であり、配信前のトレーラームービーやゲームタイトル、広告など、様々なところで彼の姿を拝むことができる。OPムービーでは逃げ惑う一人、修理していた一人、修理中気付いた一人を仕留め、草むらに隠れる一人の存在にも気づくという無双ぶりを披露している。


呼称の意味は「罠使い」。

その名の通り、作中で常に携帯しているトラバサミを仕掛け、サバイバー(生存者)たちの動きを封じ追い詰める戦闘スタイルを有する。

因みに初期の名前は「CHUCKLES(チャックルズ)」。意味は「クスクス笑う」であり、その笑顔のようなマスクを指していると思われる。現在は彼専用スキンの中にこの名前が残されている。


人物

プロフィール

本名エヴァン・マクミラン(Evan MacMillan)
性別
出身地アメリカ
声優Filip Ivanović(@hellsbandit)

ボロボロのインナーにオーバーオールという粗末な衣類を身に纏った筋骨隆々の大男。

顔には笑みを浮かべるように口を大きく開いた不気味な白いマスクを付けており、また体の各所に金具のようなものが突き刺さっていたりと、非常に禍々しい出で立ちをしている。


背景

出生

鉱山会社「マクミラン・エステート」の経営者アーチー・マクミランの息子としてこの世に生を受ける。アーチーは自らも労働に参加する現場主義の人間である一方、自社の労働者たちを暴力をもって奴隷のように使役し、莫大な利益を獲得する悪辣な人間であった。当時14歳のエヴァンはそうした父の方針を快く思わず、労働者たちを「ウジ虫」と罵倒する父に反し、彼らさえ本気になれば結束して父に対して反乱を起こせることを理解しており、友人のように優しく接していた。また、エヴァンは父に内緒でスケッチを趣味としており(利益にならない趣味は認められていなかった)、友人たちは彼を「優れた芸術家」として認め、交友を育んでいた。


こうした労働者たちへの対応をアーチーは良しとせず「ウジ虫どもを甘やかすな」「奴らを見張り屈服させろ」と威圧する。過去に受けた虐待レベルの躾への怖れ、また男手一つで自身を育てた大恩ある父への情もあったエヴァンは、結局言いなりにならざるを得なかった。


しかし、エヴァン自身も父と同じ残虐性に徐々に目覚めていくことになる。ある日、鉱山を見学させられた際に、病気を患った労働者が父に退職を願い出るも、父はそれを許さず立てなくなるまで徹底的に痛めつける。動かなくなった労働者を外へ出すように言いつけられたエヴァンはそのとき、哀れみではなく嫌悪感を抱いていることに気付いた。また、泳ぎに出かけ溺死した母のことを罵った男に憤慨し、角材で殴り殺す事件を起こしてしまうが、内心では侮辱に対する怒りよりも、男を痛めつけることに強い高揚感を覚えていた。


父への心酔

アーチーの命令で熊狩のための罠を設置していたエヴァンは、父がよく武勇伝として語る、叔父(アーチーの弟)と共に森でグリズリーに遭遇し、叔父を食い殺したその大熊を一人で退治した話をふと思い起こす。そして父の日頃の言動と、それに相反して慈善家だった生前の叔父の気質から、手段はどうあれ父が叔父を殺害したイメージが脳裏をよぎった。また上述の母の死についても、叔父と同じく慈悲深い人間だった彼女を煩わしく感じた父が溺死を装って殺害したイメージが現実味を帯びて浮かび上がった。父がいる限り“服従”か“死”の二択しか道は存在しない事実の理解と、憎悪と愛情とが複雑に織り交ざる父への想いで葛藤することになる。


そんなある日、これまで自ら描きためていたスケッチの山から、上述の母の死についての疑念を起こした「大熊の毛皮を着た父が母を溺死させる絵」がなくなっていることに気付く。まもなく部屋に入ってきた父を前に、エヴァンはあの絵が父にバレたことを悟り、制裁に恐怖する。しかしアーチーは、エヴァンがこの絵を“直感”で描いたことを認め、自身らの家系は昔から直感を何より重きを置き栄えた一族であることを伝える。そして「嘘をつくのはやめろ。私には分かる。ウジ虫のようなお前の友達がたった数ドルのためにお前を売ったのだ。」という言葉に、父から認められた実感と、裏切った友人への憎悪を覚えたエヴァンは、父への絶対的な忠誠を誓い、その躾を受け入れた。


突然の失踪

父に心酔したエヴァンは以降、父と共にその莫大な資産を狙って集まってくる“蝿”の駆除に邁進。二人による狂気じみた経営維持はどんどん苛烈を極めていった。そしてどんどん狂気に染まる父親の精神が限界に至るのも遅くは無かった。


ある時、エヴァンは資産を狙う蠅どもを坑道諸共爆破して駆除した。その死者が何百人になったのかは彼自身も知らない。そして、会社の地下倉庫で父親が死体で見つかった。莫大の資産の行方も、マクミラン地所の未来も、そして殺戮を行ったエヴァンも、永遠の闇に消えたのだった。


性能

基本情報

移動速度4.6m/s
心音範囲32m
視点高い(高身長)
凶器大包丁
肉屋が使う大きな肉切り包丁。錆びて刃こぼれをしているが、凶器としては十分。
固有能力トラバサミ
根城マクミラン・エステート(MacMillan Estate)
父親が経営していた鉱山会社だった場所。放逐によって生え散らかした木々に大小様々な岩石、そして真ん中にポツンと立つ工場だった施設で構成されている。

本作の顔役を務めていることもあり、全体的に扱いやすい性能。

罠で動きを封じ、さらに追撃を加えることでサバイバーを素早く瀕死状態に追い込むことが可能。ただし、この罠はサバイバー側からもよく見え、また自分でも罠にかかることがあるなど、その性質を理解し相手の心理を読んで設置する必要がある。


メメント・モリは倒れた相手の真上に立ち、何度も包丁で斬りつけるというもの。ただひたすらに残虐に生存者を切り刻む姿は、狂気に堕ちた御曹司の名残を感じさせる。


固有能力

トラバサミ(Bear Trap)

鋼鉄製の狩猟用罠の設置が可能。

罠はマップ上に5つ散らばって置かれている他、基本的に一個をスタート時に所持しており、これを任意の場所に設置する事で罠として機能するようになる。トラバサミは作動や解除されると閉じてしまうが、その場で開き直す事も可能。トラバサミをサバイバーが踏むと移動できなくなって脱出チャレンジ以外の行動ができなくなり、その間に近づく事で相手を攻撃、捕獲が可能となる。もし仮に抜け出したとしても負傷状態になる。そもそもの基本性能も高いため、見つけた相手を追い詰める事も容易である。


固有パーク

不安の元凶(Unnerving Presence)

心音範囲内のサバイバーのスキルチェック難易度が上昇する。ふつうデメリットでしかない心音をメリットに変える事ができるようになる。


野蛮な力(Brutal Strength)

バレットと発電機の破壊速度が上昇する。一見地味な効果に見えるが、サバイバーはバレットや窓枠を使って時間を稼がないと殺人鬼に追いつかれてしまうため、その稼がれる時間が減るのは決してバカにできない効果である。


興奮(Agitation)

生存者を担ぐと移動速度が上がり、ついでに心音範囲が少し広がる。これによって捕まえたサバイバーをいつもより遠くのフックまで運ぶことができるようになるため、ゲームメイクがしやすくなる。地下室に無理やりサバイバーを連行して、入口をトラバサミで封鎖するというお手軽強力コンボが使えるようになるため本人との相性も悪くない。


アドオン

罠の部品、ハサミ部分を研ぐ石などがアドオンとなっている。罠にかかった生存者に重傷を負わせる、罠解除の難易度(スキルチェックなど)を上げる、解除時間を長くするなど、性能は様々。高レアのものとなると「かかっただけでダウンにもっていかれる」「トラバサミが自動で開く」など恐ろしい効果を発揮する。


…余談だが、現在の日本でトラバサミを使った猟は鳥獣保護の面から禁止されており、特別な許可を必要とする。猟師になる方はご注意を。


特徴

長所

トラバサミによってサバイバーの行動を制限できることが最大の強みである。各マップごとの強ポジに事前にトラバサミを仕掛けておけば強ポジの利用を封じてチェイスを有利にできるし、うかつなサバイバーであれば罠に引っかけてチェイスの手間なくフックへと連行することができる。

また、キラーがトラッパーであることを知ったサバイバーはトラバサミに怯え派手な行動をしづらくなるため、サバイバーを精神的に追い詰めることもできる。

キラーとしての基礎能力も低くないため、罠を使わなくてもある程度戦える点も強み。


短所

トラバサミの設置は基本的に手動であるため、舞台を整えるのに時間がかかり初動が遅くなってしまうのが難点。

しかも、トラバサミは視認しやすいため、うかつなサバイバーでなければ踏む前に解除されるか回避されてしまう。

また、トラバサミを自分で踏むと当然自分が引っかかってしまいタイムロスになるうえ、サバイバーを担いでいるときにトラバサミを踏むとサバイバーに逃げられてしまう。自分が置いたトラバサミのせいでサバイバーを運びたいフックに運べない、という笑えない展開になることも…

このため、トラバサミの置き場所選びには工夫と経験が必要であり、ある程度キラーに慣れてきた中級者向けのキラーであると言えよう。


余談

モデル

ファンの間では、TRAPPERのモデルについて様々な考察が展開されている。(以下一例)


13日の金曜日(ジェイソン・ボーヒーズ)

体格、マスク、親に盲信している事などから。ちなみにジェイソン本人はトラバサミに限らず色々な罠を張ってクリスタルレイクの侵入者を何人も蹂躙している。


ヒルズ・ラン・レッド(ベビーフェイス)

トラッパーの象徴でもあるマスクがよく似ているとされる。ただしこちらはその名の通り、赤ちゃんの顔を象った陶器人形のようなマスクとなっている。


See No Evil 2(ジェイコブ・グッドナイト)

ジェイソン以上に外見が似ている。


素顔

ゲーム内では基本的にマスクを外すことはないが、一部ユーザーがバグを用いて確認した素顔は、スキンヘッドにアゴ周りが太めの、いかにも肉体労働者といった厳めしい顔立ちだった。

一方、キラーとなる前の20代前後と思しき頃は、ツーブロックのオールバックスタイルに均衡の取れた体付きの中々のイケメンだった。


関連イラスト

ここが痛いんだ无题


関連動画

公式PV


関連タグ

DeadbyDaylight キラー(DbD)

 トラバサミ ファザコン 御曹司


THE TRAPPER(トラッパー) → THE WRAITH(レイス)

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