CV:富田美憂
吸血鬼。見た目は幼いが実年齢は360歳ほど。町の洋館で生活している。
銀色の髪に特徴的な赤い眼を持ち、生きて動く西洋人形というべき風貌をしている。
パソコンを使って、食料品などの必要なものはネット通販を利用し、SNSを使いこなすなどわりと近代的で庶民的な生活をしている。
しかし、長く生きているためか、多少現代と感覚がずれていたり誤解している部分がある。
日本に来た理由は海外で発売されていないゲームを買うためとのこと。
吸血鬼らしく夜間は活発になり、ロードローラーを片手で持ち上げるほどの膂力を発揮する(作風ゆえに怪力が活かされることはあまりないが)。背中から翼を出し飛行することも可能。
眠るときはいつも棺。中にはアニメキャラの描かれた抱きまくらがある。
また食事は血液のみで人間の食べ物は受け付けない。一応食べる真似は可能らしいが味はわからず、咀嚼はしても嚥下するタイミングがわからないようだ。
一応彼女宅の冷蔵庫には通販で取り寄せた様々な種類と風味(!?)の血液が取り揃えられており、飽きることはない模様。
昼間は日を浴びると灰になるので、街に出かけるときは日傘とマントが欠かせず、サングラスとマスクまでしようとしたことすらある。日焼け止めは試したがダメだったようだ。
たとえこれらを用意しても日の下で活動すればあっというまに消耗し、木の実や小虫がぶつかっただけでダウンするほどに衰弱する。
また十字架や流水が苦手、鏡に映らない、招かれなければ他人の住処には入れない、にんにくは匂いだけでダメ(カレールーに含まれたものにも過敏に反応する)など伝承によくある吸血鬼としての弱点を一通り抱えている。
日の光を受け付けない体質から、昼は眠り夜に行動するライフスタイル。それゆえに「夜中に動きまわる不気味な女の子がいる」「夜中に空を飛ぶ幽霊がいる」との噂が立っている。
この噂を確かめにきた人形好きの女子高生、天野灯と出会ってから、人間と吸血鬼の奇妙でちょっとズレた同居生活が始まることとなる。