解説
CV:富田美憂
町の洋館で生活している吸血鬼。見た目は13歳程の幼い少女だが、実年齢は360歳程。
人物
長年生きてるだけあって落ち着いた性格で、しばしば奇行に走る灯や自由奔放なエリーに若干振り回されながらも付き合える程に、心が広い良識人。
ただ年齢について触れられるのは嫌な模様。340歳とサバを読んだ事もある(大して変わらない……)。
人間はとりあえずおにぎりが大好きだと思いこんでいたりなど、多少感覚がズレていたり誤解している部分もある。
吸血鬼でありながら人から直接血を吸う事に抵抗があり、基本的にネット通販で購入した瓶詰の血液をティーカップなどに移して飲むようにしている。
また、自身がお化けみたいなものにも拘わらず、幽霊などのホラー関係やスプラッタを怖がったりする事も……。
パソコンを使って、食料品(血)などの必要なものはネット通販を利用し、SNSも使いこなすなど割と近代的で庶民的な生活をしている。
アニメ・映画・テレビゲームや漫画・フィギュア・小説が好きなオタク趣味。
そのためサイン会や文化祭の様な催し物・イベントには珍しくテンションを上げ、それらが昼間に開かれる事などお構い無しに半ば命がけで参加しようとする。
日本に来た理由も、海外で発売されていないゲームを買うためとの事。
容姿
透き通る様な肌と銀色の髪に特徴的な赤い眼を持ち、「生きて動く西洋人形」と言うべき美少女。見目麗しくも人によっては少し恐怖を覚える風貌をしている。
吸血鬼として
吸血鬼らしく夜間は活発になり、ロードローラーを片手で持ち上げるほどの膂力を発揮する(作風故に怪力が活かされる事はあまりないが)。それ以外では、背中から翼を出し飛行する事も可能。
眠る時はいつも棺。中にはアニメキャラの描かれた抱きまくらがある。
また食事は血液のみで、人間の食べ物は受け付けない(一応食べる真似は可能らしいが味は分からず、咀嚼はしても嚥下するタイミング分からない様だ)。
一応彼女宅の冷蔵庫には通販で取り寄せた様々な種類と風味(?)の血液が取り揃えられており、飽きる事はない模様。灯の同居を許可して以降は彼女の手で飲食物っぽく調理して貰う事も出てきており、夏には彼女の作った血のかき氷も喜んで食べたが、流石に血まみれになったかき氷機には灯と共に引いていた。
昼間は日を浴びると灰になるので、街に出かける時は日傘とマント、頭巾が欠かせず、サングラスとマスクまでしようとした事すらある。ちなみに、日焼け止めは試したがダメだった模様。
だが、たとえこれらを用意しても日の下で活動すればあっというまに消耗し、木の実や小虫がぶつかっただけでダウンする程に衰弱する。
また十字架や流水が苦手、鏡に映らない、招かれなければ他人の住処には入れない、ニンニクは匂いだけでダメ(カレールーに含まれたものにも過敏に反応する)など、伝承によくある吸血鬼としての弱点を一通り抱えている。
日の光を受け付けない体質から、昼は眠り夜に行動するライフスタイル。それ故に「夜中に動きまわる不気味な女の子がいる」「夜中に空を飛ぶ幽霊がいる」との噂が立っている。
この噂を確かめにきた人形好きの女子高生・天野灯と出会い、押しかけられてから、人間と吸血鬼の奇妙でちょっとズレた同居生活が(半ば強引に)始まる事となる。