アルセーヌ・ルパン(ルパンVSパトレン)
あるせーぬるぱん
概要
高尾ノエルとコグレの失った大事な人であり、ルパンコレクションを残した稀代の大快盗。今作ではモーリス・ルブランの小説上の登場人物としてではなく、黒いシルクハットとマントを身に着け、口ひげを生やした実在する人物である。
自分の集めたコレクションが悪人の手に渡らないよう、グッドストライカーを作り出した。
コレクションを守るという使命を与えたグッドストライカーをとても大切にしており、その思いがグッドストライカー本体に意思をもたらしていた。しかし、ある日、ギャングラーによってコレクションが奪われてしまう。
現ルパン家当主はコレクションがギャングラーに奪われてしまった事ですっかりふさぎ込んでしまっている事が、ルパン家に仕える執事のコグレによって語られている。
そのためコグレはルパンコレクション奪還のために、ザミーゴ・デルマによって大切な人を奪われた夜野魁利、宵町透真、早見初美花の三人をスカウトし快盗戦隊ルパンレンジャーを結成した。
また、高尾ノエルもルパン家に縁あるエンジニアであり、独自にルパンコレクションを使用しルパンエックス(パトレンエックス)として活動する。
その真実
約1000年前、多くの種族が平和に暮らす異空間があった。しかしそこに世界征服をもくろむギャングラーが現れ、大勢の命が奪われる。生き残った者達は人間界へと逃げ込み、散り散りになりつつ人間社会に溶け込んでいった。
アルセーヌを始め、コグレやノエル、ルパン家に仕える者は皆、その異世界人の末裔である。
ルパンコレクションもその祖先の創造物であったが、彼らが人間界に散ってゆき、時間が経つと共に行方不明になってゆく。100年前にアルセーヌは、散逸したコレクションを全て揃え、願いをかなえたという。
子供の頃、身寄りもなく孤独で絶望していたノエルにアルセーヌは救いの手を差し伸べ、異世界の事やコレクションの改造方法を教え、彼に生きる希望を与えた。だがアルセーヌは、ギャングラーがコレクションを強奪した際に殺されてしまう。
(つまり、約100年前に活動して以来、つい最近まで存命していた模様。コグレ曰く「異世界の影響を強く受けている」かららしい)
ノエル、そしてコグレはコレクションを揃えることで、最愛の主アルセーヌを蘇らせる願いをかなえようとしているのだった。