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パーントゥの編集履歴

2018-12-27 07:58:58 バージョン

パーントゥ

ぱーんとぅ

パーントゥとは沖縄県の宮古島に伝わる来訪神。

概要

パーントゥとは沖縄県宮古島で行われる、厄払いの儀式で集落を巡る仮面の来訪神である。

この儀式は平良島尻と上野野原で行われているが内容は異なる。


平良島尻のパーントゥ

旧暦の3月末から4月の初め、旧暦の5月末から6月の初め、旧暦9月の吉日に行われる儀式の3回目に登場する親(ウヤ)、中(ナカ)、子(フファ)の3体の来訪神である。

選ばれた青年が夕方に仮面とキャーンという蔓草を身にまとい、「ンマリガー」と呼ばれる井戸の底の泥を全身に塗って現れ、厄払いとして集落を巡りながら人や家屋に泥を塗りまくる。

宮古人面とパーントゥ



上野野原のパーントゥ

旧暦12月の最後の丑の日に行われる儀式で、成年女性と少年のみが参加する。

一人の少年がパーントゥの面をつけ、法螺貝を吹く二人と小太鼓を叩く一人の少年、2列になったマーニやタドゥナイと呼ばれる草で作った冠を被り、ツッザギーの枝を持つ成年女性を従え、「ニーマガー」と呼ばれる井戸から出発して、集落を「ホーイホーイ」といって巡り厄払いする。

南西の端にあるムスルンミという場所につくと、草冠や枝を外して巻き踊りをして儀式は終わる。


現状

有名なのは島尻のほうの儀式で、近年事情をよく知らずにたまたま来ていた観光客が、泥を塗られたことに対して苦情を言うなどのトラブルがあった。

2014年以降は興味本位で訪れる者を制限するため、開催することを大々的に宣伝せずにパーントゥには護衛を付けることで対応をしているという。


2018年11月29日には「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコの無形文化遺産に登録された。

パーントウ

関連タグ

沖縄県 宮古島 仮面

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