第一次日英同盟(1902年)
条項の概要
清韓二国内で
- 締結国の一方が他国と交戦した場合の好意的中立維持の保証
- 締結国の一方が複数国と交戦した場合の一方の国の参戦義務
- 有効期間を五年とすること
日英同盟は、当時両国が対立していたロシア帝国を意識したものとなっており、日露の軍事衝突を不可避と考え、イギリスが日本の後盾となることでフランス・ドイツの介入を防ぐために結ばれた。
第二次日英同盟(1905年)
条項の概要
- 清国に関する両国の既得権益の相互承認と商業機会均等の保証
- イギリスのインド帝国での権益と日本による韓国保護国化の相互承認
- 清韓印三国のどこかで締結国の一方が一国以上と交戦した場合の一方の国の参戦義務
- 有効期間を十年とすること
第二次日英同盟はポーツマス条約とほぼ同時に締結された。主な変更点は、相互承認する権益の範囲の拡大と参戦義務の強化の2点。また特定の敵国は想定していない。
第三次日英同盟(1911年)
第二次日英同盟の内容とほぼ同じだが、条約締結国の参戦義務の対象から特例としてアメリカ合衆国を除外。
その後、第一次世界大戦後の1921年に、日英の利益対立とアメリカの反発を受けて、満期により同盟解消。
曖昧さ回避
本サイトにおいては『Axis Powers ヘタリア』のイラストが多い。そちらは島国同盟を参考。