読みは、日本では「ゼットフォー」が主流だが、他にも「ズィーフォー」、そしてメーカーのおひざ元であるドイツ語だと「ツェットフィーア」とも読める。
市販バージョン
これまで1度フルモデルチェンジを受けている。
初代 E85系、E86系(2003-2008)
E85はロードスター(幌が開くタイプ)のコードネーム、E86はあとで追加されたクーペのコードネームである。
この代ではガチなスポーツ性を意識したMモデルが存在し、日本に正規に導入されたもので唯一のMT車である。
2代目 E89系(2009-2016)
先代と変わってハードトップ化された。
全車電動で屋根を開け閉めできるようになっている。
先代に存在したMモデルは存在しないものの、一部M仕様のパーツが使われている
「Mスポーツパッケージ」が追加された。
当初はすべてエンジンはBMWおなじみの直列6気筒を搭載していたが、
世界的にエンジンサイズを小さくする流れがあるため
マイナーチェンジによりメイングレードが4気筒ターボ化されている。
が、最上級グレードはさらにスペック、内容の充実がはかられている。
3代目 G29系(2019~)
再びソフトトップに戻った。
トヨタ自動車との共同開発が行われており、エンジンとプラットフォームはA90系GRスープラと共通している(ただしスープラの方はクーペ)。
モータースポーツ(Z4 GT3)
Pixivを閲覧している人にはZ4という名前や市販バージョンの姿形知らなくても、「初音ミクのラッピングがされた痛車のレーシングカー」の存在を知っている人は少なくないだろう。それがこのZ4である。
正しくはZ4 GT3というサーキット専用のバージョンで市販バージョンとは見た目はもちろん中身も大幅に手を加えられた本気でサーキットでレースするための車両である。しかし、キワモノイメージの強い痛車だが、初音ミクZ4は2011,2014と2回のシリーズチャンピオン経験がある強豪チームの車両として使われており、そのほかのチームも利用して世界のあちこちで実績を残している車種である。
なお、2015年からはチームがメルセデス・ベンツ製に入れ替えたため「初音ミクのZ4」がサーキットを走る姿は2014年で見納めとなった。ただし、ミクZ4はイベントなどで展示されていることはある。
さらに、2016年からはGT3規格のベース車両がM6に変更されるため、Z4 GT3も2015年でほぼ見納めとなるだろう。
ちなみに、お値段はユーロ円の相場によるがだいたい4000万円を超える代物である。
レース専用だし、特別な契約が必要だったりレーシングチームを持ってないと売ってくれなさそうに見えるが
実はちゃんと支払いができるのなら個人でも購入可能である。