CV:沢城みゆき
概要
『アズールレーン』で2018年4月に発表された『World of Warships』とのコラボレーションにより登場した計画艦(架空存在)の1隻。
ロイヤル所属の戦艦。イギリス海軍によって運用されていた戦艦キングジョージV級の廃案の一つがもとになっている。第一次世界大戦当時のイギリス海軍で就役していた同名のオライオン級戦艦とは異なるので注意。
性能
開発計画そのものがエンドコンテンツなだけあり火力と耐久がともにSという優秀なKAN-SEN。ただし対空がDと低いので戦闘機持ちの空母や対空に秀でる軽巡洋艦と編成するとよいだろう。
開発において一番時間がかかるのが「同陣営・同艦種の艦での実戦経験値を一定数蓄積する」という部分だが、ロイヤル陣営の戦艦という事で、入手だけなら比較的容易な部類に入る。
ロイヤル艦隊を組むとほぼ確定でクイーン・エリザベスが入る上、ロイヤル陣営にはフッドやデューク・オブ・ヨーク等優秀な戦艦が目白押しであるため、戦艦複数の編成にしやすい。
ユニオンと編成する時に効果を発揮するスキルを持つプリンス・オブ・ウェールズもいるため、ロイヤル艦隊以外で経験値を蓄積する事もできる。
ただ、開発艦共通の難点として、開発が完了できたとしても、実力を発揮させるには長い強化の道のりが必要と言う事。
本体のレベルを上げる事は他の一般の艦と同様だが、素材を当ててステータス強化をする事とレアリティの限界突破が通常の手段でできず、専用の「モナーク強化ユニット」を使用する事でのみ可能。
モナークは後述の特殊弾幕スキルが強力なので最大強化完了前でも並の戦艦より強いが、それでも「手間をかけただけある」と実感するほどの強さを見るには、主砲の攻撃力が大きく伸び、かつセイレーン特化改修のスキル効果が最大になる強化レベル30に到達する必要がある。
スキル
- 「帝王の威圧」
主砲発射時、40%(最大70%)で特殊弾幕を発動する。この弾幕が命中した敵は6秒間の間、移動速度が20%(最大40%)減速する。
モナークを象徴する主力スキル。
よくある主砲発射に付随する特殊弾幕スキルだが、その中でも発動率は高めの部類。
非常に威力の高い徹甲弾属性の弾幕を、着弾地点から画面上下いっぱいの縦列に一斉投射する。
徹甲弾ゆえに軽装甲への威力が低いが、同じ開発艦の戦艦である出雲の特殊弾幕と違って致命的な程の低補正はかけられていないため、モナークの素の火力の高さからごり押しは十分効くレベル。モナーク自身の主砲を榴弾にする事でカバーするのも良い。
仕様なのかバグなのかは不明だが、エフェクトでは上下いっぱいい弾幕を投射しているが、確実に当たると言えるのは中央付近のみ(上下端にいる敵にはどう見ても当たっていてもmissすら出ない)。
その代わり中心で直撃した時の威力は目を見張るものがあり、セイレーンへのダメージ補正もあり、イベント海域の重装甲セイレーンが一瞬で消し飛ぶ事もある。
- 「力戦奮闘」
耐久が1%下がるごとに装填値が0.6(最大1)上昇する。
耐久度が20%以下になった時、8秒間の間、2秒ごとに最大値の2%ずつ耐久を回復する。この効果は1回の戦闘につき1回しか発動しない。
HPが減るほど強くなるスキル。モナークにとって装填値の上昇は主砲の回転率=特殊弾幕の発動回数にも直結するため、目に見えて強くなる。
戦闘に入ってからどれだけ減ったか、ではなく最大HPからどれだけ減っているか、で判定されるため、HPが減った状態で戦闘開始すると戦闘開始時からいきなり装填がアップした状態になる。
HP回復効果は微々たるものだがないよりはマシ。単艦運用にもある程度の適性がある。
- 「対セイレーン特化改修」
セイレーンへ与えるダメージが5%(最大15%)アップする。
メンタルキューブを用いずに生み出された、開発艦全員に共通するスキル。
イベント海域に出てくるセイレーンへのダメージがアップする。
このスキルは他の2つとは異なり、初期状態ではスキルを所持しておらず、強化レベル10で習得する。そして強化レベルが20・30でスキルの効果がアップする(スキルレベル自体は1で最大表示のまま)。
容姿
軍帽をかぶった赤髪の女性。手には黒い手袋をはめ、軍刀を持っている。肩章のついた黒いコートを羽織っているため、一層軍人然とした見た目である。
余談だが、現状実装されている開発艦6人の中で唯一、着せ替え衣装が2種類存在している(2019年2月現在)。
他は伊吹と出雲が1種類ずつあるだけで、残る3人は着せ替え自体無い。
関連タグ
- ネプチューン(アズールレーン) - 同時に登場した軽巡洋艦。計画のみで建造されなかったネプチューン級1番艦であり、同名のリアンダー級軽巡洋艦4番艦ではない。
- 一航戦(アズールレーン)-高い航空値と相互バフにより彼女の対空をカバーできる。