真夜中の弥次さん喜多さん
まよなかのやじさんきたさん
鬼才しりあがり寿による、大胆すぎる『東海道中膝栗毛』パロディ作品。
概要
『髭のOL藪内笹子』『流星課長』などパワフル極まりないギャグで知られるしりあがり寿により、東海道中膝栗毛を題材として生まれたマンガ作品。後に本人の手で小説化されたり、舞台や映画にもなっている。舞台版のテレビドラマ版(ややこしい…)は始まった途端にEDを流すなど放送事故的なネタで一時期話題になったとかならなかったとか。
物語のアウトラインは「弥次さんと喜多さんが江戸を飛び出し、一路御伊勢参りへ」という元ネタと同じような感じではあるが、アウトライン以外全て別物と言って差し支えないほどにシュールで難解で何でもアリの時代劇風コメディ。
連載が長引くに連れて話がどんどんおかしくなり、スピリチュアルな世界まで入っていくのが特徴。
弥次さんと喜多さんが恋人同士だったり、喜多さんが重度のヤク中だったり、突然DNAを断ち切るエクスカリバーが出てきたりと「どういう話なのか」と聞かれると物凄く説明に困る。