概要
1925年8月18日-2017年8月19日
ブライアン・オールディスとはイギリス出身の小説家で、正式にはブライアン・ウィルソン・オールディス(BWO)。別名C・C・シャックルトン名義でも活動していた。
J・G・バラードとともに同国のニューウェーブSFの旗手であるといわれており、アンソロジーの編者としても評価されている。
評論家としては、SF史研究書『十億年の宴SF―その起源と発達』でメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』がSFの起源であるとし、宇宙や人類の命運をかけたアイデア満載で(ある意味軽薄な)、壮大かつ華麗なSFジャンルを「ワイド・スクリーン・バロック」と名付け、最も魅力的な分野と論じている。
文明の痕跡も残らないほど遠未来の地球において変わり果てた人類の末裔と、異形の生態系を描いたヒューゴー賞受賞のSF小説『地球の長い午後』は、現在のポストアポカリプステーマの創作作品に大きな影響を与えた作品である。