- 2009-2010年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズの第33作目→侍戦隊シンケンジャー
- 1に登場する変身ヒーロー、変身ヒロイン達の名称。
詳細
300年以上昔から外道衆と戦ってきた侍の一族・志葉家の当主と、4つの家臣団から1人ずつ選ばれた侍4人が変身する、33番目のスーパー戦隊。
「侍」を冠する戦隊だけあって、それぞれ異なる個人武器を所持してはいるものの基本はメンバー全員が刀による戦闘をメインとしている。また、書いた文字を具現化する「モヂカラ」という特殊能力を使用できるのも特徴の1つ。
その戦闘能力は、陸軍三個師団以上の兵力に相当するとされる。
志葉家=シンケンジャーの活動は日本政府公認であり、ある種の治外法権が認められている。巨大兵器である折神=侍巨人の保有が黙認されているのも、戦い(特に巨大戦)の被害によって志葉家へ損害賠償が請求されるような事態が発生しないのもそのためである。
外見
マスクがモヂカラの属性を現す漢字を模しているのが特徴。スーツには着物の合わせを思わせるラインが描かれ、ベルトのバックルに秘伝ディスクを収納し、左腰に帯刀している。
スーパーシンケンジャーになると白い陣羽織、ハイパーシンケンジャーになると赤い陣羽織がスーツに装備される。
メンバー
シンケンレッド
志葉家の当主が変身する赤の戦士。モヂカラの属性は「火」。
平成のスーパー戦隊では珍しい、明確にリーダーと定義されているレッドである。
シンケンブルー
歌舞伎を家業とする池波家の侍が変身する青の戦士。モヂカラの属性は「水」。
シンケンピンク
女系の一族である白石家の侍が変身するピンクヒロイン。モヂカラの属性は「天」。
シンケングリーン
4つの家臣団では最も現代的な考えを持つ谷家の侍が変身する緑の戦士。モヂカラの属性は「木」。
シンケンイエロー
京都で竹細工を家業としている花織家の侍が変身するイエローヒロイン。モヂカラの属性は「土」。
シンケンゴールド
現代において加入した新メンバー。自ら開発した「電子モヂカラ」という電子メールによるモヂカラを使う。他の5人と異なり、剣術は我流の逆手居合。
共通装備
ゴールド以外のメンバーについて扱う。
ショドウフォン
変身に使用する、携帯電話型の変身ツール。筆の形に変形させ「一筆奏上!」の声でマスクの文字を空中に書き、文字を回転させてそのモヂカラを纏う事で変身する。変身後も右腰に装備され、折神の巨大化にも使用される。それ以外の機能は普通の携帯電話と同じ。
シンケンジャーの後見人である日下部彦馬も旧式の物を使用している。
シンケンマル
左腰に下げた鞘の無い日本刀のような共通武器。鏡のようになった鍔に秘伝ディスクをセットし、回転させる事で必殺技を発動する。折神や侍巨人の操縦桿にもなり、それぞれの個人武器に変形させて使用する事も可能。
共通ディスク
普段シンケンマルに鍔としてセットされている黒い秘伝ディスク。シンケンマルを個人武器に変形させる。
盾ディスク
シンケンオーの盾と同じ形状の黒い秘伝ディスク。シンケンマルにセットして使用する事で折神や侍巨人の操縦、必殺技の発動を行う。
秘伝ディスクバックル
ベルトのバックル部分、秘伝ディスクを収納している。
インロウマル
ゴールドが完成させた、全ての折神の力を込めた印籠型のパワーアップツール。使用者を「スーパーシンケンジャー」に変身させ、シンケンマルにセットする事で更に強化された必殺技を発動する。ただしインロウマルは1つしかない為、2人以上の同時使用・変身は不可能。
合体技
全て武器に技ディスクをセットして発動する。
五重の太刀
5人がシンケンマルの刀身に属性に因んだモヂカラを纏わせ、5つの斬撃を敵に飛ばす。5人が1人ずつ時間差で敵に斬りつける「螺旋の太刀」というパターンもある。レッド以外の4人で使用すると「四重の太刀」、「四連斬り」になる。
五輪弾
レッドが折神を召喚するディスクをセットした大筒モードの烈火大斬刀から5人の技ディスクを発射する。5枚のディスクは烈火大斬刀にセットしたディスクの折神を模したエネルギー弾に変化し敵を倒す。技名を言う時は技名の頭に使用したディスクの折神の名前が付く。レッドの代わりにゴールドが発動する「烏賊五輪弾」、6人全員で発動する「海老六輪弾」といったパターンも存在する。
天地の舞
ピンクが上空から落下、イエローが地上からジャンプして、敵をシンケンマルで上下から同時に斬りつける。
水流百枚おろし
ブルーがシンケンマル、ゴールドがサカナマルで敵を連続して斬り裂く。
水流土煙の舞
ブルーとイエローがそれぞれのモヂカラを纏ったシンケンマルで敵を同時に斬る。
侍閃光波
レッド以外の5人が専用武器から放った攻撃を合体、志葉家の家紋を模したエネルギー弾に変化させて敵を攻撃する。
余談
当時の戦隊にしては名乗りはシンプルで動きが少ない静かなものであり、21世紀の戦隊によくある個人のキャッチフレーズは廃止、2人目以降は「同じく(色名)、(本名)」のみになる。ちなみに2人目から色名のみになる戦隊は『未来戦隊タイムレンジャー』以来、本名を名乗る戦隊は『星獣戦隊ギンガマン』以来となる。