ヘイルマン
へいるまん
概要
氷の肉体を持つ超人。名前の「ヘイル(hail)」とは英語で雹のこと。
サグラダ・ファミリアの特設Cリングでティーパックマンと対戦する。
両手の「ブリザードハンド」はどんな物体をも凍らせることが可能で、右手でリング上を氷面化させ、足下に収納されたスケートブレードで滑走しながら相手を切り裂く戦闘スタイルをとる。
ティーパックマンの新技「死のティータイム」をフィジカルだけで突破、武器のティーバックウィップを口から放つ「ヘイルブレス」で凍らせて粉砕し、左手でティーパックマンを掴み上げて全身を凍らせ、ラリアット技「ブリザードソード」で首を切断して処刑した。
第二戦ではルーマニアのブラン城でキン肉マンマリポーサと対決。
マリポーサの俊敏な動きを封じるためにリングを凍結させ、彼の妙技の要たる「足」を奪うが、彼の発動した「モクテスマ・ディフェンス」の炎により反撃され、窮地に陥る。
氷の超人である自身にとって天敵ともいえる炎を奪わねば勝機はないと判断し、氷結パワーを全開にして「アイスウォールプリズン」を発動、密閉空間にマリポーサを封印し鎮火に成功。さらに再び摩擦熱での発火を防ぐため、今度はリング全体を凍らせた。
その後はマリポーサを執拗に責め立て、鎌固めでロックしたまま彼を凍結させようと試みるが、マリポーサの足4の字に対しカウンターで放った鎌固めのために反ったことで溶けて窪んだ胸部がレンズとなって太陽光をマリポーサの背に集光してしまい(その際ヘイルマン背中背中~!とテキストが載せられていた)、「モクテスマ・ディフェンス」を復活させてしまう。これはマリポーサがヘイルマンをレスラーとして「ズブの素人ではない」と認識した上で、彼が足4の字からカウンターに鎌固めを使ってくると先読みした策略であった。
最早再度「アイスウォールプリズン」を放つ余力もなく、「後ちょっとだったのに~!」と己のミスを悔しがることしかできず、そしてマリポーサの新技「アステカセメタリー」を食らいマットに撃沈する。
それでも「使命のため」と起き上がろうとするが、限界に達した氷の身体が崩れ、使命を果たせぬことに悔し涙を流しながら絶命した。
チ…チキショウ オレもそっちかよルナイト…
六槍客では一番仲間への感情を表に出すタイプで、ギヤマスターが「恐怖のベンキ流し」を受けた時は思わず心配の声をあげ(無事と分かった時には成果がなかったこともあって帰還したギヤマスターを軽口でからかっていた)、ルナイトの死にも感情的な態度を露にした。
また、死後まもなくパイレートマンからは「調子に乗りやすく軽口の多さに辟易することもあったが、決して悪いヤツではなかった」アリステラからは「生きて帰れという命令違反は犯したがよくやった」と評されていた。
笑い声は「カキカキ~ッ」。かき氷……?