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キン肉マンマリポーサ

きんにくまんまりぽーさ

漫画『キン肉マン』の登場人物。運命の5王子の一人。
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概要

プロフィール

種別運命の5王子
出身/代表国キン肉星→モクテスマ星/メキシコシティ
生年月日1960年4月1日
身長185㎝
体重100㎏
超人強度1億パワー
CV佐藤正治


キン肉星王位争奪編『運命の子供たち!!の巻』にて初登場した運命の5王子の一人。
邪悪五神の一柱・飛翔の神に乗り移られたぬすっとジョージが変貌した姿。名前の「マリポーサ(mariposa)」とはスペイン語で「蝶」を意味し、その名の通り、まるで蝶が舞うかのような軽やかな身のこなしと、他の超人と一線を画す高いジャンプ力を誇る。

飛翔チームを率いてキン肉星王位争奪戦に参戦。一回戦にてキン肉マンチームと戦った。

人物像

作者のゆでたまごが当時観戦したルチャ・リブレ(メキシカンスタイルのプロレス)をモチーフに創作されたキャラクター。他の王子に比べ色黒の肌に、顔にはキン肉マン同様のカッターを付けたルチャドールのマスクを着用している。衣装も同じくルチャをイメージし、襟を立てたノースリーブの上着にタイツという、比較的露出の少ない出で立ちとなっている。

幼少期を過ごした「モクテスマ星」は地球やキン肉星に比べ酸素濃度が半分ほどしかなく、極貧な家庭故に酸素ボンベも買えなかったため、泥棒稼業に手を染めるようになる。そうした環境下での生活が結果的にバネの強いしなやかな筋肉を育み、常人を遥かに凌ぐジャンプ力の体得に繋がった。

性格は冷静沈着で、たとえ味方が倒れても他の候補者のような動揺や叱責はせず、その活躍を称える発言をしている。チームメイトたちも彼のために決死の覚悟で試合に臨むなど、言葉にはない結束力の強さを感じさせ、対戦したキン肉マンやロビンマスクからは「風格・実力共に申し分なく、王にしてもおかしくなかった」と高く評価されている。
一方で、過去の極貧生活から、裕福な環境で育ったエリートたちに対する憎悪が人一倍強く、その経緯から金持ちの家を狙った泥棒稼業に手を染めたことを語っている。

アニメ版では更に過去の境遇が詳しく描写されている。母と妹、そしてマリポーサの3人家族で育ち、モクテスマ星の過酷な環境下で貧困に耐える暮らしを続けていた。幼少期に妹が病を患い、貧しさ故に薬を買うことも出来ず、ついに帰らぬ人となった。今際の際、妹は残される兄や母を悲しませまいと歌を歌いながら息を引き取ったという。妹のために何もしてやれず、ただ見守ることしか出来なかった己への憤りがやがて金持ちに対する恨みへと転じ、いつしか各地の資産家を標的とした窃盗を働くようになった…とされている。これに対して二階堂マリは、幼稚園の子供達に「同情はするけど、貧乏になった人が皆泥棒になるわけじゃない」「問題はその人の心の持ち方次第」と説き、彼が悪道に進んだ経緯を否定している。

新シリーズで再登場した際には理性的な面が目立っており、心の貧しさを克服したとも考えられるが、「盗っ人ジョージとして名を馳せた私が奪われっぱなしでは屈辱的」と過去の経歴を否定することもしていない。

実力

前述通り、その軽やかな肉体を駆使した華麗な空中殺法を得意とする。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という言葉をまさに体現し、リングを縦横無尽に舞い飛びながら強力なアタックや投げ技で強襲する。一方、自身はその身の軽さで相手の反撃をいなすため一度は当てても追撃までは許さない。
また、かつてロビンの家から盗み出した家宝「アノアロの杖」の力により全身に炎を噴出する能力を持ち、攻守ともに一切の隙きをみせないファイターである。

そして最大の必殺技として、キン肉族三大奥義の一つである「マッスルリベンジャー」を体得しているが、後にこれは三大奥義の記された「フィニッシュ・ホールドの壁画」を誤解した紛い物であることが発覚する(後述)。

作中での動向

来歴

キン肉星第8病院にて、キン肉スグル(および他の王子たち)と同じ日に誕生する。生後間もなく入院していた病院が火災となるが、他の赤ん坊たち共々、それぞれの母親の手で救出される。

幼少期はキン肉星から離れたモクテスマ星で暮らし、酸素の薄い過酷な環境や極貧な家庭から泥棒稼業に手を染めるようになり、宇宙各地の金持ちを狙った窃盗を重ね、いつしか世間では「ぬすっとジョージ」と渾名されるようになる。また、この頃にロビン家の家宝「アノアロの杖」を盗み、以降は自身の守り神とする。

王位争奪編

宇宙超人タッグ・トーナメント終了後、キン肉マンの王位継承を阻止せんと暗躍する飛翔の神の手により「キン肉マンマリポーサ」となる。同じく邪悪神に見出された4人の王位継承者候補と共にキン肉マンの戴冠式に乱入し、キン肉星大王の座を賭けた「キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ」に名乗りを上げる。

サバイバル・マッチでは、キング・ザ・100トンミキサー大帝ミスター・VTRザ・ホークマンを率いて飛翔チームとして参戦し、第一回戦であるキン肉マンチームとの対戦のため熊本城に入場する。

試合本戦では、キン肉マン、ミートの二人だけのチームを相手とし頭数では優位であったが、先鋒のホークマン、次鋒のVTRが続けざまにキン肉マンに敗れてしまう。しかし、その中で「キン肉マンの強さは彼の持つ火事場のクソ力にある」と勘付いた中堅のミキサー大帝がパワー分離機で彼のクソ力を奪う。その後、なんとか超人墓場から復活したキン肉マンだったがVTRの策謀によりKO負けとなり、残す選手はミートのみという状況となるが、ロビンマスク、テリーマンの二人がキン肉マンチームの味方として駆けつけ、再び戦況が均衡することになる。

副将100トンがテリーマンとの戦いを命を賭して引き分けに追い込み、ロビンマスクとの大将戦に臨むことになる。対戦では、名門であるロビン家で生まれ育った彼に自身の境遇を訴えかけ、更にはロビンの家宝である「アノアロの杖」の力で攻め立てることでロビンを精神的に追い詰めながら着実にダメージを与えていく。

心が折れようとしていたロビンをマッスルリベンジャーにより文字通りマットに沈めようとするマリポーサだったが、場外のテリーマンの言葉で友であるキン肉マンもまた不遇な環境下で育ったことを知らされ戦意を取り戻す。直後、アノアロの杖が元の持ち主であるロビンの手に戻り、彼の鉄仮面と合体しユニコーンヘッドとなる。マリポーサはマッスルリベンジャーを返され、ロビンの放ったファイヤータービンにより天高く吹き飛ばされる。同時に、三大奥義を誤って解釈した罰としてフィニッシュ・ホールドの壁画からの制裁の光線を放たれ大きなダメージを被る。最期はロビンスペシャルを受けて敗北した。試合後、「真紅のマントの儀式」に倣いキン肉マンによりそのマスクを外された。
明言はされなかったものの、描写からして絶命したと思われていたが…。

なお、アニメ版では試合後もちゃんと生存しており、邪悪神から解放された後に自ら心の貧しさを認めて改心。キン肉マンからもロビンと正々堂々戦い抜いた実力と、自身の過ちに気付いたことを評価され、一からやり直して立派な正義超人となる事をキン肉マンと約束した。

サタン編

2017年から展開されている新シリーズでは、他の王位継承者たちと共に再登場。王位争奪編で死亡していなかったことが判明した。フェニックスと同じく、かつての邪悪神からの要請を受けて再びキン肉マンマリポーサとして復帰する。

スペインのサグラダ・ファミリアにて、オメガ・ケンタウリの六鎗客正義の五本槍が戦っている最中、東京の超人博物館に他の3人の王子(ソルジャー除く)と共に集結。展示されていた自身のマスクを奪い再び被る。

その後、サグラダ・ファミリアにたどり着いたキン肉マンと、五本槍で唯一生き残ったウルフマンの二人が、改めて六鎗客に挑みかかろうとする場面に落雷と共に降臨。「神の意志」に従い、魔王サタンと共謀する六鎗客の鎮圧を宣言する。

状況が理解できず説明を求めるキン肉マンに対し、深く語ろうとしないフェニックスやゼブラに代わり、マリポーサは話せる範囲で事情を伝え、六鎗客との徹底抗戦の意思を示した。当初は「戦う理由がない」と王子たちとの対戦を拒んでいた六鎗客たちだったが、フェニックスが彼ら「オメガの民」たちに縁のある地を指し示すと「捨て置けぬ」として挑戦を受ける意志をみせ、その示された地を新たな戦場として定め、黒雲に乗ってそれぞれの地に渡る。

王子たちは、彼らの残したロープを伝い各々の待つ戦地に赴くことになるが、マリポーサはルーマニアブラン城に設けられたリングに行き着き、ヘイルマンと対戦する。

試合開始のゴングと共に素早く動き出し、あらゆるものを凍らせる能力を持ったヘイルマンを相手に華麗な空中殺法で圧倒する。マリポーサの空中殺法が厄介と見たヘイルマンは、「フリージングリング」で要である足場を凍らせようとするも、マリポーサはこれを即座に察し寸前で阻止、同時に右腕のブリザードハンドを封じようとする。しかし、左腕も同じくブリザードハンドであることが判明し反撃を受け、さらには「ヘイルブレス」により両足を凍らされている間にリングをアイスバーンに変えられてしまう。

劣勢に陥り、あろうことか鉄柱に対しフライングクロスチョップを誤爆…と思いきや、その勢いのまま錐揉回転し、摩擦熱による人力発火によってアノアロの杖の力に依らずモクテスマ・ディフェンスを発動、反撃を開始する。

体に宿した炎はヘイルマンのヘイルブレスも物ともせず、リングを覆った氷だけでなくヘイルマンの肉体をも溶かすほどで、その力で復活した空中殺法で攻め立て一気に形勢を逆転させ優位に立つが、接近戦が圧倒的に不利と見たヘイルマンは、今度は両手のブリザードハンドを使い6枚の氷のパネルを形成し、宙を舞うマリポーサに投げつけて六面体の中に閉じ込めてしまう。

密閉空間の中の酸素が尽きたことにより身に纏う炎が消滅、そして再度の発動を阻止するためにヘイルマンは鉄柱をも凍らせ、摩擦熱による発火も封じられてしまう。
次いで左膝をニークラッシャーで壊され、右大腿部をブリザードハンドで貫かれて戦術の要たる「足」をも奪われる。
それでも諦めず足4の字固めで応戦するも、それを返されて鎌固めに捕らえられてしまい、さらにその状態のままヘイルマンはマリポーサの全身の完全凍結を宣言。
クラッチ部分から徐々に凍結が始まる。

しかし、実は4の字をかけたのは、対戦中にヘイルマンが実力者であることを読み取り、ならば「足4の字固めを喰らえば裏返して鎌固めにする」という定石に従ってくると踏んだ上でのマリポーサの捨て身の策であった。
鎌固めで反ったヘイルマンの氷の身体がレンズになり太陽光を集光、マリポーサの腰部分に照射されたそれが新たな「火種」となり、モクテスマ・ディフェンスが再発動する。

成すすべなしとなったヘイルマンに、かつての偽マッスル・リベンジャーにさらなる動きを加えた新フェイバリット「アステカセメタリー」を決め、勝利をもぎ取ったのだった。

得意技

モクテスマ・ディフェンス

アノアロの杖の力で体から炎を噴出させる技。多くは、その炎を体に宿して戦うファイヤートーチ殺法として活用するが、他にも炎をリングロープに伝導させるなどの応用も可能で、リング内を高熱で覆うことで相手の思考力を奪うなどの心理的な攻撃にも活用される。
後に杖は本来の持ち主であるロビンの下に戻り、その能力は失われたかに思われたが、新シリーズでは杖が必要なのは発火のみで炎を操るのはマリポーサの技術であり、小さな火種さえあれば再現できることが明らかになった。

アステカ・ラッシュ

モクテスマ・ディフェンスを発動した状態で、アステカ・ドロップ(ダイビングエルボードロップ)、アステカ・セントーン(ヒップアタック)、アステカ・ニードロップ、アステカ・ヘッドバット(ダイビングヘッドバット)と、華麗な空中殺法を連続で繰り出して攻撃するラッシュ技。

マッスル・リベンジャー(偽マッスル・リベンジャー)

キン肉族三大奥義の一つ。体のバネを駆使し、空中から相手の頭部を目掛けて何度も頭突きを食らわし、マットにめり込ませていくというかなりトリッキーな技で、バネのようなしなやかさと強靭さを合わせ持ったマリポーサだからこそ為せる妙技である。
結果的にこの技こそが作中で初めて披露された三大奥義なのだが、これはマリポーサが「フェイバリット・ホールドの壁画」に描かれた奥義の使用者と受け手側を逆に認識したために生まれた紛い物の技であり、後年の各作品では「偽マッスル・リベンジャー」と表記されているが、サタン編では委員長「マリポーサ式マッスル・リベンジャー」と呼んでいる。
また、三大奥義の壁画は世代を重ねての改良を求めて彫られた事を考えると、単純に受け手と攻め手が逆であるのみならずただの壁画の物真似で留まっており、二重の意味で解釈を誤っていたとも取れる。

アステカセメタリー

偽マッスル・リベンジャーの改良技(厳密には派生技)。
初めに連続ヘッドバッドを叩きこむのは偽マッスル・リベンジャーと同様のモーションだが、マットにはめりこませない。
複数回の打ちつけで勢いをつけたのちに両足の先で相手の頭部をクラッチし上昇、空中で激しく回転し、最後に頭部をリングに激突させる形で落下してフィニッシュする。
前半部分こそかつて偽物と称された技そのものであるが、「偽物と否定された三大奥義ではなくそこから進化したオリジナルホールド」と称しており、壁画からの天罰も受けなかった(シルバーマンが壁画を誤解したままではなくアレンジをしたこの技を認めたという考察もある)。

奇怪な半生

マリポーサことジョージは、キン肉スグルを含む王位継承権候補者5名と同じく1960年4月1日にキン肉星第8病院で出生し、程無く発生した火事によって数奇な運命に身を委ねる事となった。しかし、キン肉マンチームとの熊本城決戦以降、次々と明かされた半生には奇怪極まりない点が数多く存在する。

1.ジョージの母親はキン肉星第8病院でジョージを出産した
前述通り、ジョージは幼少期をモクテスマ星で過ごしているが、その経緯については不明瞭である。ジョージの家庭が元々モクテスマ星に籍があったとすれば、住民の義務「酸素マスクの常時着用」を守れない程の極貧生活にありながら、両親はどうやって渡航や入院などに必要な資金を準備したのか?などの疑問が浮上する。
アニメ版における母子家庭、尚且妹が存在していることなどを憂慮すると「妹が誕生までは裕福とは言えずとも人並みの生活環境であった」「父親との離別(離婚か死別かは不明)により極貧になった」「元はキン肉星在住だったが、家庭事情の変化によりモクテスマ星への移住を余儀なくされた」などの可能性も考えられる。

2.ジョージ自身は出生地をモクテスマ星だと主張する
マリポーサは作中「私の生まれ育ったモクテスマ星は~」といった発言をしているが、彼含む運命の5王子たちはキン肉スグルと同じ日に「キン肉星第8病院」、即ちキン肉星で生を授かった厳然たる事実が存在している。ましてや、その事実があるからこそ王位継承候補者となっているにもかかわらず自らを「モクテスマ星で生まれた」と主張することは、自身が偽の王子であることを既に認知していることになるのではないだろうか?

3.ロビン一族累代の家宝『アノアロの杖』を盗み取った
両者の生年から逆算すると盗難事件当時はロビンマスク6歳、ジョージ0歳であり、2人の接触は年齢考証上で絶対不可能では?また、そんな幼児がどうやって遠く離れた地球へ渡航、且つイギリスのロビン家まで辿り着いたのか?


以上、主だった指摘を挙げてみても設定破綻に等しい不可解な点が満ちており、ジョージという人物の完全究明は事実上不可能である。だってゆでだから・・・

余談

キン肉マンチームとの激闘を繰り広げた舞台である熊本城に対する思い入れが相当深いらしく、城郭の修繕・保全を目的とした復元整備基金『熊本城一口城主制度』を利用し、2005年に手続を済ませて一口城主の1人として名を連ねた。

<資料・熊本城壱口城主 認定城主記録一覧より>

ふりがなきんにくまんまりぽーさ
氏名キン肉マンマリポーサ
都道府県埼玉県狭山市
城主No.12477
寄附日平成17年3月13日

また、2016年4月中旬に発生した平成28年熊本地震によって熊本城が甚大な被害に晒された際も、震災の諸影響で中止されていた一口城主制度復活の要望に応えて同年11月1日から『熊本城復興城主制度』と改称・再開された約1年後に手続を済ませ、改めて復興城主の1人に名を連ねた。

<資料・熊本城復興城主 城主証より>
氏名キン肉マンマリポーサ
城主No.132942
寄附日平成29年11月29日

なお、埼玉県に居を構えているとされる現在のマリポーサ曰く「ビッグボディさんもあった」(証拠画像)との事。

関連タグ

キン肉マン
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マリポーサ ぬすっとジョージ
マッスルリベンジャー
飛翔チーム ザ・ホークマン ミスター・VTR ミキサー大帝 キング・ザ・100トン

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