概要
戦いで命を落とした超人が行く地。『キン肉星王位争奪編』で存在が明らかになった。
ミキサー大帝曰く「四次元空間やブラックホールよりも脱出するのが困難」だとされている。
死んだ超人たちは超人閻魔が死亡を確認し、入場許可証の発行をすることで入り、門番の墓守鬼が監視する中、強制労働を強いられ、その働きぶりがある程度認められると「生命の玉」をひとつずつ与えられる。
生命の玉が4つ揃うと生前の世界へ帰ることができるが、早い者でも半年、遅ければ100年経っても揃わないという(後付けながら、これによって殺された超人が何の脈絡も無く再登場できる一つの理由にはなっている)。
生き返るのは飽くまでも戦いの対戦相手に殺された不慮の死亡の場合で、生前の肉体の衰えは止められないため、老衰や寿命で死んだ場合は生き返ることはできない。
超人閻魔の手続き以前に別の形で生き返ると適用外になる。
脱走する者も珍しくないが、その場合は超人閻魔に指名手配されて超人ハンター(代表例としてジ・オメガマン)に命を狙われるリスクがある。超人ハンターを返り討ちにする自信か、脱走してでも果たす目的がない限りは一度ならず二度までも死ぬ思いをするくらいなら真面目に労働する方が賢明だろう。
後に出てきた超人閻魔の正体と合わせると、色々と考えさせられるシステムである。
存在が明らかになる前の『夢の超人タッグ編』で臨死体験をしたテリーマンは、
マグネットパワーが地球の中心から前方後円墳に向けて流れる様子を見ていたが……
完璧超人始祖編では、完璧超人達の活動拠点であることが明らかになり、悪魔将軍によって機能を破壊され、悪魔六騎士の侵攻を受けた。
地理的にはスカンジナビア半島と北極海の中間点に位置している。
島の周辺は常に濃霧に覆われており、レーダーや偵察衛星でもその存在を感知することは不可能。
一般の超人からは「モン・サン・パルフェ(聖なる完璧の山)」と呼ばれ、辿り着いた者に力を与える超人たちの聖地と呼ばれている。
もちろん実際には誰にでも力が与えられるわけではなく、資格がない者は灼熱の炎で焼却される。
辿り着いた者も“完璧・参式”ミラージュマンに力を試され、敵わぬ者は胴体に大穴を穿たれて死ぬ。これらの試練を乗り越えた超人が、晴れて完璧超人の一員に迎え入れられるのである。
ちなみに超人墓場を模して元完璧超人始祖であるゴールドマンが拠点として作りあげたのが魔界とのこと。
なお漫画ではよくある奴隷が回してる謎の棒も置かれているが、なんとこれが超人パワー人工発生装置「禁断の石臼”モルティエ・デ・ビン”」であり、これを回すことで復活用の超人パワーを生成していると判明した。これが超人墓場による復活システムの中軸である。
余談
関連タグ
超人閻魔:支配者。
ミラージュマン:門番。
アビスマン:最高監察官。
墓守鬼:労働の監督、脱走者への対応、戦闘時の解説などを担当。