概要
超人閻魔が支配する「超人墓場」において、死亡した超人達の魂を管理する鬼達。死んで魂だけになった超人に対しては無敵であり、ミキサー大帝に吹き飛ばされて超人墓場にやってきたキン肉マン(の霊魂)を金棒の一撃で鎮圧。強制労働に送り込んだ。
しかし生命を取り戻した超人を抑えるほどの力は持っておらず、生命の石によって復活したウォーズマンや、後に悪魔将軍に率いられて怒涛の如く押し寄せてきた悪魔六騎士達にはショッカー戦闘員の如く蹴散らされている。
新章『完璧超人始祖編』では、超人墓場がそもそも完璧超人始祖によって作られた異空間であり、彼らも始祖によって作られた存在であることが発覚。支配者である超人閻魔も、その前身は完璧・零式ザ・マンという超人であり、彼がとある事情で姿を消している現在は完璧・肆式アビスマンが直接の管理に当たっていることが明かされる。
突然の悪魔将軍の襲撃を受け、ボコボコに蹴散らされた挙句に、悪魔将軍と(上司の)アビスマンの戦いを観戦。
両者の試合の事実上の実況・解説役を務める。しかし、アビスマンが倒されると「鬼のように強いアビスマン様がやられちまうなんて」と驚嘆し、深部へ向かう将軍を止めることが出来なかった。
その後、道を切り開いた将軍に続き悪魔六騎士が超人墓場に侵攻。これ以上の侵攻を阻むために威勢良く大勢で迎え撃つが、やはり生きている超人には力及ばず、次から次へと殲滅されてしまう。
最終的に生き残った者達は完璧・伍式ペインマンと六騎士の1人ジャンクマンの戦いを観戦。ペインマンの活躍に歓喜していたが、彼が敗れると静かに涙と嗚咽を漏らしていた。
なお作中においてよく登場する人間の観客達は、応援している超人の旗色が悪くなるとすぐ罵詈雑言を浴びせたり、気に入らない対戦相手や敗者に対し物を投げつける等粗暴な振る舞いが多い(特に超人オリンピックの頃ではキン肉マンがよく槍玉に挙げられ、ロビンマスク戦で客席に突き飛ばされた際は絶叫と共に押し付け合いの末そのまま会場の外まで投げ出されたことさえある)のに対し、彼らは一貫してアビスマンやペインマンを応援し続け、ペインマンが死の間際にジャンクマンの活躍を称え追撃を禁じた際は誰1人逆らう者がいなかったことなどから、「人間よりはるかに民度が高い」と彼等の振る舞いを好む読者もいる。
また魂だけの超人に厳しいのもアビスマンの説明から
『超人達を生き返らせる為の叱咤激励』とも言える(ザ・マンの方針がスパルタなので行動は厳しいのだが)。
ここから更に飛躍してネプチューンキングが仲間と共に正義超人を追い出した後の考えが楽観的だったのも
『墓守鬼達の民度の高さを基準値としていたから』という考えも出ている。
新シリーズでは超人墓場を離れていたジャスティスマンの帰還に喜ぶも彼が連れてきたキン肉マン達には敵意を向け、直後宥められて大人しく矛を収め、ミラージュマンを含め将軍に敗れ死した始祖達の遺体を弔いたいとは思っていたものの、「触れることすら恐れ多い」と敬うあまり逆にどうすればわからず、已む無くそのまま放置せざるを得ずにいる旨を説明するなど、始祖に対する敬意の高さを見せた。
年老いた墓守鬼も登場しており、数億年単位で一族として付き従っていたことが窺える。そんな彼らに始祖達も身分差はあれども礼節をもって接している。
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獄卒 ※元ネタ