概要
医療の神ディアンケヒトの四男。
父がダーナ神の王で弟でもあるヌアザが腕を切断された際に悪竜クロム・クルアハの毒で再生できなかったところを銀の義手で作ったがこの義手のせいで衰弱し、ミアハは義手の中に虫がいたのを発見し腕を完全に接合して治してしまう。これによりヌアザは追われた王位に返り咲くことができたが…
息子が自分より優れた才能を持っている事に嫉妬したディアンケヒトは息子を剣で何ども切りつけるも、すぐに自分で傷を治してしまう。父が4度目に斬りつけたときにはミアハの脳をまっぷたつにしてしまい、とうとうミアハは死んでしまった。
末妹のアミッドは慌てて兄の遺体をかき集めひとところにまとめると再生しようと試みたが、それを発見した父が飛んできて、更に蹴散らして二度と再生できないまで粉々にしてしまう。
悲しんだアミッドはミアハを葬ると、夢の中でミアハが「遺体の撒かれた所から新しい薬草が出るからそれを使って薬を作るように」とお告げをする。そのお告げの通り、お墓から有能な365本の薬草が生えてきて、アミッドがそれを摘んでいたところ、怒りの収まらない父にむちゃくちゃにされてしまう。不老不死の可能性があった薬はこの時に絶たれてしまった。
こんなろくでもないディアンケヒトだが、伝承によるとも最期は疫病で命を落としたといわれている。ざまぁというべきか、医者の不養生というべきか…
一説によるとミアハは人間に好意的でその知識を人に与えようとしてたと言われる。365本の薬草もミアハの化身で「人間は不老不死になれなかったが、365日病気の諸症状に対応する薬がある」という例えらしい。
ヌアザの門番を務めていた片目の従者に、アミッドと共に猫の目を移植して視力を取り戻させたともいう。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかのミアハ
CV|古川慎|
小規模なファミリアである【ミアハ・ファミリア】主神。回復薬を扱う道具店を営むファミリアで本拠は「青の薬舗」。エンブレムは五体満足の人の体。
同じ弱小ファミリアの主神ヘスティアやタケミカヅチとは親交が深く、ベル・クラネルがアイズ・ヴァレンシュタインと一緒にいたところを見たヘスティアがやけ酒を仰いでいたところに付き合っている。
借金を抱えているにも関わらず、ベルを含める多くの知人にタダ同然でポーションをばら撒いたりしているため、ファミリアの経営は常に火の車で、団長で物語開始時は唯一の眷属だったナァーザ・エリスイスが頭を悩ませている。
かつてはそれなりに名の知られた中堅ファミリアとして順風満帆だったが、ナァーザがモンスターによって右腕を喰われた際にディアンケヒト・ファミリアに義手を作ってもらい、その際莫大な借金をし没落、ナァーザを残して団員達も去ってしまうが、彼はナァーザが助かったならそれでいいと気にしていない。
タケミカヅチ同様にオラリオ中の女性から好意を寄せられているが、(タケが天然ジゴロと揶揄されているのに対し)ミアハが男女問わず心から優しい気持ちで接していることも皆が理解しているため、反感はあまりもたれていない。ファミリアの全財産を投げ打って自分を救ってくれたナァーザも男性として好意を持っており、凄まじいヤキモチ焼きだが怒るに怒れない心境に至っている。
温厚だがナァーザがベルをカモにしていたことを知ったときはさすがに激怒した。(ファミリアの財状を憂いでのことで、そのことを指摘されて怒れなくなり、ベル達から申し出もあって水に流した)
ディアンケヒトからは一方的に敵視されているがディアンケヒト・ファミリア自体は嫌っていないようで、ベルがリュー・リオンをかばって重傷を負った際にヌァーザやディアンケヒト・ファミリア団長アミッド・テアサナーレと共に治療に当たっている。