概要
フレイズとは体が水晶の様な物質と赤く光る核で構成された謎の生命体である。
本編開始5000年以上前から存在しており、とある目的(後述)を遂行する為に様々な異世界や古代文明を滅ぼし続けてきた。(ちなみにフレイズ達は滅ぼしているという自覚はない。)
主な特徴として
1.生半可な攻撃は通用しない。
2.魔法を吸収する。(魔法で生み出した物質・瞬間的な魔法は有効)
3.傷ついても再生する。
という恐ろしい特性を持っている。
また、自身の魔力が尽きても休眠状態になり何千年も眠ることができる。
目的
フレイズの目的は異世界に消えてしまった『王』の核を取り戻すことである。
『王』の核はその世界の知的生命体に宿り、その宿主の生命力を少しずつ吸収し次の異世界に転移するためのエネルギーを貯め、宿主の命が尽きた時そのエネルギーで再び転移を開始する。
なお、フレイズ達は『王』の核の音と知的生命体の心音の区別がつかないため、文字通りシラミ潰しにその世界の生物を蹂躙し、イナゴの様に世界を去っていく。
種類
フレイズには下級種・中級種・上級種・支配種、そして邪神と手を組みフレイズの軛から外れた変異種が存在する。(後述)
下級種
フレイズの中でも下っ端のクラス。大きさは軽自動車ほど。
体を刃物の様に変形させて戦う。
- コオロギ型
冬夜達が最初に遭遇したフレイズ。あの名(迷?)言を作らせた張本人。【アポーツ】で核を瞬間移動&破壊され消滅。
- ヘビ型
リーンがミスミドの兵士を連れて調査に行った際に遭遇。
土魔法で生み出した岩石で頭ごと核を潰され消滅。
- カブトムシ型
ヒルダが騎士の遠征中に遭遇したフレイズ。多くの騎士達に致命傷を与えながら蹂躙したが、大晶剣を持った冬夜に一刀両断され消滅。
- カマキリ・ダチョウetc……
バビロンの施設『図書館』のフレイズの本に記載されていた種類。数人がかりで倒せるとのこと。
中級種
下級種の上のクラスのフレイズ。大きさは大型バス約4台分程。
地面にいるものや空中に浮かぶものまで様々。チャージに時間は掛かるが1発で家が3〜4軒吹き飛ぶビームが厄介。
- マンタ型
冬夜達が砂漠で遭遇したフレイズ。ミスリルの刀や銃弾、魔法で生み出した氷も効かず苦戦していたが、突如現れたエンデの何の変哲もない蹴りで体が崩壊・消滅した。
- 蜘蛛型
ミスミド王国の南の「大樹海」の一族を蹂躙したフレイズ。無属性魔法【グラビティ】で自重を支えきれなくなり崩壊・消滅した。
- サメ型・犬型etc……
バビロンの施設『図書館』のフレイズの本に記載されていた種類。フレームギア1、2体でなんとか消滅させられる強さ。
上級種
フレイズの中でもとてつもなく危険なクラスのフレイズ。大きさは某怪獣並の体格。(若干小さいのも存在する)
一挙手一投足が地形に影響を及ぼすこともある。中級種同様チャージに時間が掛かるビームも放つ。が、その威力は絶大で、荷電粒子砲もどきのビームをぶっ放し、家どころか国1つ消滅させるほどの力を持つ。