まるで将棋だな
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まるでしょうぎだな
まるで将棋のような状況を表したセリフ
ライトノベル『異世界はスマートフォンとともに。』のアニメ版第3話「将棋盤、そして地下遺跡。」で主人公・望月冬夜が発言した、Web版原作に存在しないアニメオリジナルのセリフ。
セリフが使われた状況
地下遺跡を冒険していた一行。
その奥底で機能停止していた「水晶の魔物」が、宙に明かりを作り出す魔法「ライト」の魔力を吸収して動き出してしまう。
炎の矢を連続で打ち出す魔法「ファイアアロー」で応戦するが、平然と受け止められ、炎の矢が次々と吸い込まれるように消えていく。
魔法が吸収されたことを確認して物理攻撃で応戦するが、かすり傷を与えるのが精一杯だった。
そこで摩擦係数を0にする魔法「スリップ」を魔物を直接対象にせず足元に向けて放った結果、魔物は足を取られて転んだ。
魔法を直接かけるのではなく、間接的になら効果があることを確認。
氷塊を精製する魔法「アイスロック」を魔物の頭上に放って押しつぶし、身体能力を高める無属性魔法「ブースト」で強化した物理攻撃でダメージを与えた。
しかし、魔物は即座に自己再生してしまう。
冬夜「魔法を吸収し異常に硬い強度。何か弱点はないのか…?」
エルゼ「再生するんじゃどうしようもないわ……!」
冬夜「僕達の魔力を奪って再生か……フッ……まるで将棋だな……そうか……『王』を取れば!」
水晶の魔物の内部に透けて見える「赤い水晶」を対象に転移魔法「アポーツ」を発動。
核を抜かれた魔物は、再び機能を停止した。
放送後の反響
一見すると「魔法が効かない敵を魔法で倒す」という意味不明な状況、原作では結びつきのなかった前半パートの将棋のくだりを強引にこじつけたような不自然なセリフ回し等から、作品そのものを象徴するセリフとして広められ、公式スペシャルライブイベントにも「まるでライブだな」という副題が用いられていた。
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現代の将棋では将棋AIの発達により局面の評価値というのがわかるようになりました。先手が少しリードだと+400点とか、互角の局面だと0点とか、こんな感じです。 ただこの評価値、同じ局面でも2,3年もするとけっこう変わるんです。理由は将棋AIが進歩してより深くまで読めるようになるからなのですが。先手リードの+400点が互角の0点になったり、あっさり意見を変えてしまう。将棋AIはあんがい現金なんです。 まあ何が言いたいのかというと、評価値はコロコロ変わるから、今は悪い評価値でも未来の評価値はわからないよ、てことです。 今回の話では研究手を発表したいと思います。それは―― 『マイケルジャクソン子供好きの好きと同じぐらい好き』 です。タイトルと同じ。 この手を指せば絶望的な盤面が、たった一手で見違えるように良くなります。 平成の時代、この言葉はギャグでした。『表向きは好きだけど本当は嫌い』と言いたいときに使ってました。 しかし、令和の時代になり、若者に2つの変化が起きました。 1.テレビを見なくなった 2.マイケルジャクソンを知らない 2つとも小さな変化ですが、この言葉の意味は大きく変わりました。なんと『本当に好き』という意味になったのです。ギャグから愛の告白になってしまいました。 将棋も同じです。まったく同じ手でも時代によって意味合いが異なることがあります。 この『マイケルジャクソン~~』は平成と令和をつなぐ一手なのです。 話はこれで終わり! さあいけカヤ! 時代をつなぐこの一手を令和の盤上に叩きつけろ!1,658文字pixiv小説作品