ニコチャン大王だがね!
『Dr.スランプ』に登場するエイリアン。ニコチャン星の出身である宇宙海賊。
頭にお尻があり、その上に鼻がついているため、オナラをすると辛い。
大王の口癖は「だがや」「ちょーよ」など名古屋弁(尾張弁)。初登場時に「なんで宇宙人が名古屋弁なんですか?」「おみゃーは名古屋弁をバカにするのか!?」というやり取りがあった。
地球を征服しに現れたのだが、そこで捕獲したのが則巻アラレと則巻ガジラだったため、宇宙船を食べられてしまい、その後はペンギン村でずっとアルバイト生活だった。手乗り文鳥やたこ焼き芋の販売などで生計を立てようとしており、生活はかなり苦しかった模様。地球を「チタマ」、火星を「ヒボシ」と呼ぶなど語学力は低い。一応遠いニコチャン星から地球まで来れる科学力や、そこそこの数の惑星を植民星として支配してきた実績から、それなりの武器は持っている。ただし、何故か地球の簡単な数学問題を解けないコンピュータも使ってる。
その後、別の宇宙人から則巻千兵衛がもらった重力コントロール装置で作った試作宇宙船でやっとニコチャン星に帰還し、妻や子供と涙の再会を果たした。
その時ニコチャン星を支配していたコマッタチャン(画像の右側のキャラクター)をアラレに退治してもらったことで、ようやく平穏に暮らせるようになった。その後は宇宙海賊から足を洗ったようである。ニコチャン星では国民からは慕われてた大王ではある(星全体が帝国主義的外交政策で宇宙海賊をしてたことが示唆されている)。ニコチャン星は住民と同じ形の惑星で球形ではない。直径は地球よりも遥かに小さくニコチャン星人も少数民族である。大根を主食としており、他の惑星まで行ける程の科学力の割に目立った文明や街並みなども見られない農耕文化が主となっている。王政で世襲制かつ異星人への外交政策は物騒な割に、惑星自体は平和で温厚な社会を築いている。
その後は、アニメオリジナルエピソードや、原作だとメンバーが勢ぞろいする回でちょくちょく地球を訪れている。(アニメの平成版では、ワープ装置のせいでまた地球に逆戻りしている)
決してカワイイとは言えない容姿なのだが、その個性的すぎるキャラクター故に根強い人気を誇っており、宇宙人なのにペンギン村のマスコット扱いをされることもしばしば。
ちなみに『ドラゴンボール』にも登場したが、宇宙海賊としてフリーザ軍の存在を知っているのかどうかは不明である。
ニコチャン家来です
サングラスをかけたニコチャン大王の付き人。アホな大王に振り回される可哀想な人で、地球(チタマ)で涙ぐましい貧乏生活を大王と共に送る羽目になった。ペンギン村でも数少ない良識人であり、大王のツッコミどころ満載なボケに鋭いツッコミを入れ続けている。
宇宙船を手に入れて大王と一緒にニコチャン星に帰ることを心の支えにしている健気な家来である。