概要
『交響詩篇エウレカセブン』の主人公レントン・サーストンとヒロインエウレカのカップリング。
当初は完全にレントンの片想いで、エウレカ自身はレントンを目的に必要な戦闘パートナーとしか見ていなかった。
第20話にてレントンは自分が今迄人を殺していた事実を知ってしまい、続く21話にて人を殺してまで戦う理由をエウレカに求めるが、気持ちを押し付ける様な告白であった事やタイミングの悪さから拒絶されてゲッコーステイトを家出してしまう。
だがこれがお互いの気持ちを見つめ合うきっかけとなった。レントンは戦う理由を見出し、エウレカはレントンに対してそれまでと違う感情を抱いている事にギジェットの指摘で気付き、レントンの家出を知った事でよりそれが決定的となった。
そして第26話にて空中にて落下していくエウレカをレントンがニルヴァーシュを駆って助け、再会を喜ぶ様に戦闘中にも関わらず抱き合うシーンは有名(この祭初めて照れたエウレカの顔の可愛さは一見の価値あり)。
再会してからはお互いに想い合っており、共に困難を乗り越えて行く。
第29話エウレカの正体が明らかとなり、それを知ってもなおレントンはエウレカを受け入れて思い遣る決意を見せ、エウレカも嫌われる事を恐れて話せなかったと語るなど、2人の想いが大きなものとなっている事が見て取れる。
終盤の地球パートでは思う様に事が進まない事などから一時的に気まずくなるが、第44話にてエウレカの体に変化が起こっている事を知ったレントンは続く45話にてそれに気付けなかった自分への罰とエウレカの苦痛を分かち合う為に自らの腕を傷つける行為を見せた。
更に続く46話ではエウレカの変化が進行し、蝶の様な羽が生えた姿を目の当たりにし「綺麗だ」と語り、47話では種族の違いを超えて共に生きる事を語る。
しかし49話にてデューイが自らの死によって世界を滅ぼす仕掛けを発動させた事が切っ掛けでエウレカは代理指令クラスターへと仕立て上げられてしまい、レントンはスカブコーラル内で生きていた父アドロックや姉ダイアンを救えなかったどころかエウレカを守れなかった事に意気消沈してしまうが、ドミニクやアネモネが導き出した仮説からエウレカがまだ生きている事を知り、仲間と共に救出へ向かう。
格納庫にて半壊したニルヴァーシュにこれまでの旅の思い出を語るレントンは自らの想いを叫んだ。
それに呼応する様にニルヴァーシュはSpec3へと進化し、抗体コーラリアンの群れを一掃しそのまま指令クラスター内に突入しエウレカを助け出すのに成功する。(この際レントンは「エウレカが星を救う為にコーラリアンで有る事を止めるのなら自分も人間である事を止める」と言うある種の爆弾発言をしている。更にこのシーンにてキスを披露している。)
2人が共に生きる道を進む事を選んだのを受け、ニルヴァーシュは地球を覆っていたスカブコーラルの半数と共に別宇宙へと旅立ち、2人は地球へと帰って行った。
その後の詳しい行動は不明だが、1年後のエピローグでは森の中に2人寄り添っていた。
エウレカセブンAOにて
主人公であるフカイ・アオ(正確にはアオ・サーストン)の両親として登場。
エウレカが当初から顔出ししていたのに対し、レントンは22話の最後まで登場せず、辛うじてエウレカの台詞から存在が語られる程度だった。
自分達の世界が救われた為に別の世界にてスカブコーラルによる災厄が起こっていると知り、事態を解決すべく戦っていた。
自分達のせいで起こった災厄を止めるべく動くが、最終的にはアオの手で自分達の宇宙へと送られた。
成立までの過程
レントンが第1話で一目惚れして第2話で早速告白しているのに対し、エウレカが告白したのは第46話とかなり間が有る。
とは言えこれらはレントンとエウレカがお互いの想いを確認し合うと同時に、エウレカの不安を完全に解消すると言う意味ではある種妥当な間とも言える。
余談
エウレカセブンAOではレントンの声を「交響詩篇」でホランド・ノヴァク役を演じた藤原啓治氏が演じた為、声だけ聞くとホランドとエウレカの会話に聞こえなくない。