CV:本城雄太郎
概要
老医師のトシオと沖縄の離島、磐戸島で暮らす少年。13歳。父親は行方不明、母親も10年前に行方知れずとなっている。
一部の島の大人たちには、とある事情からあまり良い眼では見られておらず、孤独な日々を送っていたのだが、そんな中でIFOのニルヴァーシュと出会ったのを機に、避けられない運命と邂逅する事になる。
人物
性格は活発だが少しひねくれ気味な、どこにでもいる思春期の少年。ただし、性格がこうなったのはアオ本人ではなく、アオを迫害し続ける大人達の側が原因であったと言えなくもない。
トラパーを利用した機械の扱いに通じており、自分用の車両を一台保有している。
髪の色は本来、茶褐色に近い黒髪なのだが、ニルヴァーシュを起動させてシークレットとの戦闘に入った時にとある少女を連想させるような水色の髪となった。
父親についての謎
23話(TV未放送版)で発覚した。フカイ・アオの母親の名前があの青い髪の少女と判明しているため、父親が前作の主人公と断定した。
つまりアオは末っ子となるのだがファンから認識されている3人に加えて実は作中でもう1人姉がいることが発覚しており5人兄弟の末っ子となっている(兄弟構成は兄2人と姉2人)。
来歴
島に突如として発生したスカブバーストとシークレットの襲来による混乱の中で、日本軍が秘密裏に保有していたIFOのニルヴァーシュと出会い、そのパイロットとなる。
しかし、それが大人たちに知られると今度は世間からの扱いに翻弄されることとなり、日本との交渉の材料としてアオは大人達に売り渡されそうになる。
その行動に激怒したガゼルに救出された後は、その魔の手から逃れるとともに、自分の出生の真実を知るべくゲネラシオン・ブル社のパイドパイパー部隊への入隊を決意。シークレットとの戦いに身を投じる事になる。
やがて、シークレットの殲滅作戦である「ポラリス」に参加するも、大量のクォーツが変異して誕生した巨大銃クォーツ・ガンを使用してしまった結果、世界規模の歴史改変を引き起こしてしまう事になり、ただ一人、その事実に気付いていたアオは、大きく戸惑う事になる。
関連イラスト
関連タグ
エウレカセブンAO エウレカ レントン・サーストン アラタ・ナル ニルヴァーシュ
イビチャ・タノヴィッチ レベッカ・ハルストレム フレア・ブラン エレナ・ピープルズ
メイヴ・マキャフリイ マギー・クァン クロエ・マキャフリイ トゥルース
ここから先はネタバレの為、注意
トゥルースとの決戦の中、彼の手でクォーツ・ガンによる二度目の歴史改変が巻き起こり、更には未来から自身の父親であるレントン・サーストン(前作の主人公)がニルヴァーシュspecV3に乗って現れ、事態が大きく急変。レントンによってスカブコーラルやシークレットによる真実が語られ、更には今作で起きたそれら絡みの事件全てが、前作で彼とエウレカがスカブコーラルを守った末に起きてしまった弊害であったという、衝撃的な真実を教えられる事になる。
自らの行動に後悔していたレントンは、その責任を取る為にクォーツ・ガンを使ってスカブコーラルを消滅させ、宇宙を本来の姿へ戻そうとするが、スカブと共生する人達を助けようとしていたアオは、それに憤り父・レントンと激突。10年前のスカブバーストが起きた場に転移し、そこでレントンとエウレカの二人を、最後の一発のクォーツ・ガンで前作の世界へと送り返した。
その結果、沖縄で起きたスカブバーストも回避され、三度目の歴史改変がなされる事になったが、その時の行動で、大量のクォーツを取り込んでしまった結果、ニルヴァーシュと共に時間軸を彷徨うという「絶望」という言葉ですら生温いと言える代償を払う事になった。
放送の終わった2012年から5年後となる2017年に公開された真の完結編である『ロード・ドント・スロー・ミー・ダウン』では、長い年月を経ながら時間軸を彷徨う事になるが、その道中で幼いナルやエレナ(エレン)、そしてフレアの前に現れては彼女達の身に起きる悲劇が回避されるよう行動していた。
そして、西暦2027年の6月にたどりついたアオは、ゲネラシオン・ブルの作戦「アストラル・オーシャン」によって取り込んでいた大量のクォーツが除去される事になり、時空間転移の呪縛からようやく解放される事になり、ニルヴァーシュとなったトゥルースと別れる。
しかし、沖縄の砂浜へ辿り着いたアオは、歴史改変によってもう誰も自分の事を知らないという孤独感に襲われ、その場で大声で泣き叫ぶ事になるが、そこへフレアと本物のエレナが駆け付け、幼い頃の自分を救ってくれたアオの存在を覚えていてくれたフレアの言葉に救われたアオは、泣きながら心からの喜びの笑顔を見せ、物語は終わりを迎える事になるのだった…。