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里山の編集履歴

2019-04-22 12:57:13 バージョン

里山

さとやま

「里山」とは、里にある森林のこと。

概要

「里山」とは、「」にある「森林」を指す語である。


人里に隣接し、人間の影響を受けた生態系が存在する森林のことを指す。都市と自然の間にあって、人間が利用してきている森林のことである。


「里山」という言葉は、1759年6月の尾張藩に「木曽御材木方」という文書に発見される。これによると「里山」とは、「村里家居近き山をさして里山と申候」と定義されている。つまり、集落の周囲の斜面にある採草場や雑木林などである。


多くの里山は薪炭や肥料の供給といった古くからの機能を失い、放置され荒廃したり、ゴルフ場や住宅地、太陽光発電の用地として開発されたりした。しかし、土砂崩れや洪水などの災害を防いだり、水道の水源となったり、野生動物が生息する奥山との緩衝地帯となり人里が動物に荒らされるのを防いだりという役割を期待され、公金を投じて維持管理されている里山もある。

このため、イノシシ等による被害のニュースが出る度に「人が自然に介入しすぎた」と言う人が出てくるが、その考えについては大きな誤り、むしろ全くの逆であると言えよう。


また、人間が手入れしている里山だからこそ好んで棲む生物・植物たちもおり、里山それぞれに独自のビオトープが形成されている。この生物多様性の観点からしても「里山」という環境がいかに重要かというのが分かるだろう。


関連イラスト

仰木の棚田(風景写生)雪の里山

里の春


曖昧さ回避

大相撲力士里山関がいた。2018年11月(九州場所)に引退し、年寄り「佐ノ山」を襲名。


関連タグ

地形 土地  森林 自然 樹木


外部リンク

日本自然保護協会とは|日本自然保護協会~NACS-J - THE NATURE CONSERVATION SOCIETY OF JAPAN

環境省 自然環境局 里地里山の保全・活用

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