概要
ハドソンが1986年9月12日に発売したFC専用横スクロールアクションゲーム。
セガがアーケードゲームとして発売した『ワンダーボーイ』のキャラ差し替えによる移植版である。
腰蓑一丁の高橋名人が攫われた恋人のティナを怪物キュラ大王の手から救い出すべく、南陽の孤島を舞台に所狭しと走り回る。
105万本を売り上げる大ヒット作となり、オリジナルシリーズとして独立して6作目まで発売された。
その人気と知名度のため、本家『ワンダーボーイ』の方がパクリ扱いされるという珍事も発生した。
(ちゃんとライセンス取得の上で移植したものなのでパクリではありません)
5作目『高橋名人の冒険島IV』は、任天堂公認ソフトとしては最後に発売されたファミコンソフトである。ファミコンブームの功労者の名を冠するソフトが、ファミコンの最期を看取る形となった。
このソフトがリリースされたのは1994年であり、ファミコンはすでに一線を退いてスーパーファミコンに主力の座を譲っており、半年後にはセガサターンやプレイステーションら次世代ゲーム機が出ようかという時期であった。
この時期の悪さで販売本数が少なかったため、現在はプレミアがついて中古価格が高騰している。