Bugってハニー
ばぐってはにー
「Bugってハニー」とは、1986年放映のTVアニメ、及び同作をベースとした1987年発売のアクションゲームである。
アニメ「Bugってハニー」
ファミコンゲーム「高橋名人の冒険島」の世界観をベースに独自のアレンジを加えた、比較的低年齢層向けのアニメである。
アニメ独自の要素は多いものの「ゲームを元にしたTVアニメ」としては国内最古の存在と言われている(なお、アメリカではパックマンが本作に先立つこと4年前にTVシリーズ化されているほか、TVシリーズという媒体に限らなければ日本でも本作と同年にピーチ姫救出大作戦!が劇場公開されている)。
日本テレビ系列および(放送時点で)テレビ朝日系列とのクロスネット局の青森放送、山形放送、テレビ信州、山口放送、フジテレビ系列とのクロスネット局のテレビ長崎、テレビ大分、テレビ宮崎、鹿児島テレビ、そして、フジテレビ系列の沖縄テレビにて放送された。全51話。
ファミコンブーム、名人ブームの最中に発表された作品であり、高橋名人(当時株式会社ハドソンに所属していた高橋利幸氏)を主人公のモデルに据えている他、氏自身がテーマソングも歌い上げている。
ハドソンの提供ということで、作中にはボンバーマン等、ハドソンのゲームソフトのキャラクターがゲスト出演する。中にはファミコン版をハドソンが発売していたという縁から、日本ファルコムのザナドゥが登場する回もある。
この作品のために製作されたファミコン音源の「ジングル」は現在でもルパン三世などで耳にすることが出来る。
あらすじ
ゲーム世界の人気者である「高橋原人」の人気を妬んだ魔王に幽閉されたことで、現実世界のゲーム画面からも「高橋原人」が消滅してしまう。
訝しむワンナップ達の前にハチのような少女・ハニーが現れ、一緒に高橋原人を救出して欲しいと願い出る。
高橋原人を救出し、元の世界に戻るため、ワンナップ達とハニーのゲーム世界の冒険が始まる。
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 高橋原人・バグられた!? |
第2話 | SOSは原人から!? |
第3話 | GOGOスカタン特急 |
第4話 | ナマ唾ゴックン中華街 |
第5話 | 脱出! 必殺16連射 |
第6話 | 迷宮!!高橋原人大活躍 |
第7話 | バグ走! 原人VSキュラ |
第8話 | 海賊シンドマッカ参上 |
第9話 | 潜入! キュラの丸秘宝島 |
第10話 | ピンクのブタは歌が好き |
第11話 | びっくりオモチャ王国 |
第12話 | ハンバーガー35連射! |
第13話 | 必殺! 伝説の原人アメ |
第14話 | キュラ城! ついに発見 |
第15話 | 高橋原人・いい日出発 |
第16話 | 倒せ! おばちゃま妖怪 |
第17話 | 出た! 新人類マックス |
第18話 | 地球極楽ワープゾーン |
第19話 | ワンナップUPUP |
第20話 | 奇々怪々! 中華街対決 |
第21話 | 竜宮城の玉手箱を捜せ |
第22話 | 氷漬け! 原人大ピンチ |
第23話 | 悪魔! アナログサタン |
第24話 | 恐怖! 亀の子ダワラシ |
第25話 | 果して、楽園へ!? |
第26話 | 出現! キュラの兄貴 |
第27話 | 倒せ! ダイキュラー |
第28話 | 謎のダイキュラー寺院 |
第29話 | 炸裂! つっぱり16連射 |
第30話 | 爆発! ダイキュラー |
第31話 | 動くダイキュラー戦艦 |
第32話 | 危うし! ハニーちゃん |
第33話 | さすが高橋、16連射! |
第34話 | ああ!?幻のスケルトン |
第35話 | 原人・ミクロでマクロ |
第36話 | 参上! Bugって忍者 |
第37話 | ダイキュラー丸秘お姫様 |
第38話 | ハニーのスター誕生 |
第39話 | ザナドゥ・英雄伝説 |
第40話 | ザナドゥ勇者復活! |
第41話 | 余は独断流政宗じゃ! |
第42話 | オレたちにナスはない |
第43話 | 風雲! ダイキュラー城 |
第44話 | D5丸ってなんだべ!? |
第45話 | 高橋・島田そして川田 |
第46話 | 笛吹原人周波数作戦 |
第47話 | 大ちゃんの青春日記 |
第48話 | 実録・はちみつ姫物語 |
第49話 | 汽笛一声! D5丸へ |
第50話 | 決戦! D5丸ウォーズ |
第51話 | バグってフィナーレ |
映画「Bugってハニー メガロム少女舞4622」
上記アニメ作品の後日談となるアニメ映画作品。1987年公開。
登場キャラクターは基本的に受け継いでいるが、世界観の解釈の変更を始めとして全体的に雰囲気がかなり異なる。
ゲーム「高橋名人のBugってハニー」
上記アニメ作品のタイアップとなった、ファミコン用のアクションゲーム。1987年発売。
ワンナップ達は登場せず、プレイヤーは一面ではハニーを、二面以降は高橋原人を操作してステージを駆け巡り、次のステージへの鍵となるキーワードを集めることとなる。
一面では最初から飛行可能であることからアクションとしての制約は低く、アクションステージのゲーム性はどちらかと言えばシューティングゲームに近いが、以後は原人を操作するため通常のアクションゲームとなる(もっとも、飛べたものが飛べなくなるわけなので体感的な難易度はかなり上がるが)。
また、キーワードを集めるためのサブステージでは一転してブロック崩しゲームとなるという異色の作品でもある。このステージ中でブロックを破壊することで出現するアルファベットを取得し、キーワードを完成させることでステージクリアが可能となるが、誤ったアルファベットを取得してしまうとミスになる(正解となるアルファベットはサブステージ毎に決まっており、正解のキーワードに含まれるアルファベットでも正しいサブステージ内で取得しないとミスになる)ことや、キーワードのヒントが存在しないこと、さらにはハズレステージ(破壊不能ブロックしかなくアルファベットが出現しない)が存在する等、このステージの難易度はかなり高い。
しかし、結果的にクソゲーの烙印を押されてしまった。
参考資料として上記の動画(ニコニコ動画)を見ていただければ、事の端末が理解できると思われる。
CV:水島裕
アニメ版の主人公。上記のとおり、ゲーム版では2面以降で主人公(自機)となる。モデルは(「高橋名人の冒険島」の)高橋名人。浅黒い肌に腰みの、頭には「T」マークの入った帽子という出で立ち。ゲーム世界の人気者であったが、人気を妬んだキュラ大王に囚われてしまう。
CV:神代智恵
アニメ版のヒロインであり、ゲーム版の1面の主人公(自機)であるハチの妖精の少女。フルネームは「ハニー・ビー」。
「高橋名人の冒険島」にも登場している(当時は合流することで一定時間無敵となる、所謂無敵アイテムであった)。
CV:三ツ矢雄二
アニメ版にのみ登場。現実世界の住人の一人。リーゼント頭が特徴的な少年。現実世界組のリーダー格。
CV:安達忍
アニメ版にのみ登場。現実世界の住人の一人であり、現実世界組の紅一点。
CV:桜井敏治
アニメ版にのみ登場。現実世界の住人の一人。大きく太った見た目通りの、食いしん坊で力持ち。
CV:滝口順平
高橋原人達が住まう世界の征服を企み、原人を幽閉した張本人である魔王。何故かハニーに惚れ込んでおり、オープニングではハニーに蹴りを入れられて頬を赤らめるという危ないシーンもある。
劇場版の登場人物。トイコンワールド(ゲーム世界)の技術者。
劇場版の登場人物。トイコンワールドのアイドル歌手であり、リオの恋人でもある。そのメモリーにはある重大な秘密が隠されている。
関連記事
親記事
子記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- PXZ二次創作会話集
PXZ二次創作会話集 その5
お待たせしました。あの作品のあのキャラが 『PROJECT X ZONE』に参戦し、どんな掛け合いをするのかを私が 勝手に考えたものの第5弾です。 第5弾は『日常』からペアユニット1組、 『高橋名人の冒険島』シリーズ及び『Bugってハニー』から ソロユニット1名となっております。 今回のソロユニット1名は私のイメージで考えましたので、 みなさんの考えるイメージと違う可能性がありますが、ご了承ください。 なお、リクエストは受け付けておりません。ご了承ください。8,393文字pixiv小説作品 - 昭和への追走
夏のキャラバンまた会えた
後昭和前期もの・さつき町シリーズ前史です。 今回はかつてゴーデスやビッグスターブレインと戦った少年が高橋名人との再会を果たした日そしてそれからのお話。 博喜くんのおじいさんが主人公です。 今回ラストに登場した二人のさらに下の弟が博也くんで、博喜くんのお父さんでと家系は続いています。 9月6日は立秋の後なのでタイトルに偽りありですが。 その辺は見逃してやってください(たのみこむ)。4,301文字pixiv小説作品 - PXZ二次創作会話集Extra
PXZ二次創作会話集 Extra後半
お待たせしました。予定より遅くなりました。 あの作品のあのキャラが『PROJECT X ZONE』に参戦し、 どんな掛け合いをするのかを私が勝手に考えたもののExtraの後半です。 Extraの後半は私がこれまで書いた『PXZ二次創作会話集』のその5からその8までのソロユニットが、 『PXZ二次創作会話集』のその1からその8までのペアユニットとの掛け合いをする内容となっています。 なお、リクエストは受け付けておりません。ご了承ください。6,638文字pixiv小説作品