概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。弓矢を携えた青髪の青年。初期クラスは「ハンター」。『紋章の謎』以降は上級職の「ホースメン」にクラスチェンジが可能。
メインストーリーにはほぼ関わらない脇役キャラクター。
元々はタリス島の猟師で、タリス王女のシーダを慕っている。
暗黒戦争時には、病気の母親の薬代を稼ぐために、やむなく敵の海賊に雇われていた。
事情を知ってお金を援助したシーダに感謝し、マルス達の解放軍に味方ユニットとして加入する。弓を扱うユニットであるため、シーダで説得する際には彼の攻撃範囲に入らないように注意する必要がある。
2年後の英雄戦争(『紋章の謎』)では島を離れており、そこでマルス達と遭遇する。
やはり病気の母親のため出稼ぎ中だというが、なにやらエンディングの戦歴欄にて肩書きが「タリスのサギ師」になっている。真相は不明。
ちなみに、そのエンディングによると母の病気が快方に向かったとのことなので、どうやら母が病気なのは事実らしい。
ファンの間では、苦労人だとか、金の亡者だとか、裏設定では暗黒戦争時と英雄戦争時の間に何かがあったらしいとか、『紋章の謎』の顔グラフィックが特に幸薄そうだとか、色々言われている。
そんな見た目とは裏腹に能力はよく伸び、特に力が全体でもトップクラスによく伸びるが、やっぱり幸運はあまり伸びない。上記の通り、FC版ではクラスチェンジができないのも痛い。
「新・紋章の謎」でのマイユニットとの会話では、案の定「母親が病気で…」と切り出して早速お金を恵んでもらおうとする。その恩として「命を捧げます!」とマイユニットについて行こうとした所、一介の騎士でしかないマイユニットから「マルス様に誓いを立ててもらった方が…」とマルスを紹介されそうになるのだが…。
…結果的に追加された支援会話によって新・紋章の謎の方がよっぽど詐欺師っぽくなった。流石にこれはカシムが悪い。
そんな気弱そうな彼がどうして詐欺師に至ってしまったのかは裏設定のサイドストーリーで彼が経験したある悲劇が原因である。
内容が非常に重い為、詳しく知りたい方は「カシム デザイナーノート」等で検索を。
「自業自得ではないか?」と言う人もいるが、カシム周りの経済状況も考慮しないとそうとは言い切れない。少なくとも今回のように出稼ぎしなければ養える状況ではなかったのだろう。