CV:佐藤健輔
概要
酒呑ハルヤの部下。
顔に覆面を付けた妖術師のような姿をしており、髪型が翼のような形状しているのが特徴。
主な仕事は酒呑ハルヤのいう「姫」の捜索であり、吹き矢に込めた「兆しの矢」を人間に刺し、人間に化けて潜伏している「姫」の姿をあぶり出すために活動をしている。
普通の人間に刺さると拒絶反応を起こし身体から瘴気が抜けるが、その人間自身が悪しき心を多分に抱いていると矢に込められた邪悪な力が暴走して怪魔と化し暴れ回る。また、妖怪に刺さった場合には強制的にシャドウサイドになってしまうため、矢の効果を打ち消して刺さった対象を元に戻す必要がある。
だが、吹き矢の命中率は低く、ターゲット以外のものに矢を当ててしまう事もしばしば。そのため上手く矢を当てられるようにダーツの的に向けて矢を当てる練習しているという意外な一面も。
一向に「姫」を見つけ出すことができない事にハルヤの側近の洞潔から憎まれ口を叩かれ、当初は寛容だったハルヤも少しずつ彼に苛立つようになる。
第12話では月浪トウマから妖聖剣・フドウ雷鳴剣を奪取したハルヤからトウマの後始末を任せられるが、縛っていた縄がちぎれてトウマを海に落としてしまう。フクロウは死んだものと思っていたようだが、実際は蛇王カイラに助けられていた。
第14話ではトウマ抹殺にまで失敗した事でついに痺れを切らしたハルヤに「無能」と言われ、何としてでも今までの失態を取り返そうと、折角奪ったフドウ雷鳴剣を勝手に持ち出してしまう。
ショッピングモールでケースケに幻覚を見せ、道具に「兆しの矢」を突き刺して変貌させたゾンビ達をナツメ達に襲いかからせ、自身も最後の手段として雷鳴剣を自身の腕に突き刺し、不動明王を無理矢理に憑依させる事で「不動明王・邪」に憑依変化。
ジバニャンとコマさんを一瞬で退け、アキノリの呼び出した朱雀と互角の勝負の繰り広げるも、憑依させた不動明王に持ち主として拒否されたために動きが止まってしまい、その隙を突いた朱雀の一撃を食らって敗北。
これが原因で完全にハルヤから見限られ、さらに洞潔から軽蔑の言葉を投げかけられてしまう。
ハルヤの役に立ちたかったという思いと哀しみを抱きながら、力尽きる直前で謎の声に導かれるように異様な怪物「真魔軍神フクロウ」へと変化し暴走する。
復活したミッチー(ハイパーミッチー)をあしらうも、フドウ雷鳴剣を取り戻したトウマが憑依変化した不動明王・天の雷鳴鉄槌斬りを受けて倒され、完全に消滅した。
妖怪ウォッチ4
設定及び劇中での動向はアニメ版とほぼ同じだが、結末は大きく異なる。
第5章では度重なる失敗によりハルヤから見限られる寸前にまで陥り、名誉挽回のため何とかして姫を捜し出そうと躍起になっていた。その途中でハルヤのあんまりな態度に落ち込んでいた所をフミちゃんに見付かり(姿を消すのを忘れていた)、悩みを打ち明け励まされた。
その後、未来の世界へと繋がるトビラを見張っていたイナホとUSAピョン、そこに集まった妖怪探偵団を発見する。それを見たフクロウは「妖怪ウォッチを持っていないにもかかわらず妖怪が見え、ごく自然に会話をし、しかもあれほどまでに慕われている」という理由でイナホを姫と勘違いし攫ってしまうという恥の上塗りを行ってしまう。当然すぐにイナホが姫ではない事が分かり、完全に見限られ絶望したフクロウは謎の声に導かれるまま今度はUSAピョンを攫い、続いて土蜘蛛と大ガマ、未来のオロチとキュウビ、フウくん、ライくんを「兆しの矢」で暴走させ、自らは「真魔軍神フクロウ」へと変化。フミちゃんを仲間に加えた探偵団と戦闘になる。
敗北後は消滅を待つのみとなったが、フミちゃんにウォッチの力で癒された事で助かり、直後に現れたカイラの温情を兼ねた「妖怪達を暴走させた『黒い怨念』の正体を突き止めるため、調査員として働いてもらう」という処罰を受けるために、妖魔界へと帰って行った。