概要
元々は単に「障害児」の略称として主に関西で使われていたが、その用途は派生元とは少し異なり、現在では専ら罵倒語として使用され、基本的には「頭の悪い人」「非常識な人」「愚かな人」「正気ではない人」「障害者の別称」のことを指して使われる。
日常生活におけるガイジ
限られた地域、さらには元々の意味でも日常で使うことを躊躇われる言葉だったにも関わらず、ある保育士志望の女性がTwitter上で使用し、発言者が保育士志望者だったというギャップ、また悪口としての汎用性の高さから、若者を中心にTwitterや掲示板などを介して全国的に普及してしまう結果となった。
インターネット・SNS上におけるガイジ
このように、まとめブログや掲示板、Twitterなどを中心に、話の合わない意見、理解できない相手に対して「ガイジ」を使うユーザーが散見されるが、これは人間性を疑われかねない立派な人格攻撃である。たとえ親族や友人関係であっても控えるべき言葉であり、特に実際に障害を持つ相手には絶対に使ってはならない。
実生活上でもネット(SNS)上でも、人間関係で揉め事を起こしたくないのならば使用するべきではないし、思考・性格は人それぞれである。たとえ理解できない相手であるからといって貶すのではなく、まずはこちらから相手を理解しようとするか、話が通じない、分かり合えないと判断した場合は、今後は関わらず相手にしない姿勢も大切である。
外国語では
外国語にもニュアンスが日本語の「ガイジ」に近い言葉があり、
このように、どれも日本の「ガイジ」に勝るとも劣らないインパクトを持っている。
韓国では上記の言葉を障害者に使用した結果告訴され、侮辱罪で起訴された事例がある。ちなみに韓国語の애자(碍者)は障害者団体の長年の努力により、今は小・中学生を除いて使用されることは少なくなってきている模様。