概要
相手を罵る際に使われる一種の卑俗語である。
種類
世界的な傾向として身分・民族、排泄物、障害、病気・疾患、特定の動物などを絡めたものが多い。
動物部門では主に犬、豚、猿などが罵倒語として使用されることが多く、虎やライオンなどはむしろ勇敢さの象徴とされ、プラスな表現として使用されることが多い。
世界の罵倒語
日本における罵倒語
まず初めに、日本語は世界的に見て罵倒語が非常に少ない言語に属する。驚いた人もいるだろうが、理由としては様々な説があり、その一つとして明治維新の影響によるものだという説がある。
それ以前は日本でも各地で罵倒語が存在していたが、日本は明治維新まで封建国家であったがために方言差が大きく、維新後、日本は正式な教育を通じて標準語を全国的に普及させた(この際に作られた言葉として「お父さん・お母さん」などがある)。
その際にそれぞれ地方で発達していた悪口は衰退していった…という話。
事実現代において真剣に人を侮辱する目的で「田吾作」「とんま」「スカタン」「アンポンタン」などの言葉を使う人はあまりいないだろう。
しかし、差別用語が罵倒語の代わりに使われたり、強い罵倒語の代わりに殴打やビンタといった暴力が飛んでくることも多い。
英語における罵倒語
英語は世界的に見て(欧州の中で見ても)罵倒語が多い。またキリスト教の影響を受けたため、東洋と比較して神に関連する卑語が多いのも特徴である。