義爛
ぎらん
「バラバラだった"悪意"が今」
「一つの熱にあてられて」
「彼が所属したっつう組織」
「"敵連合"に向け動き始めてる」
概要
CV:荻野晴朗
人員から装備まで全般的に取り扱う、裏社会のブローカー。
右前歯が欠けており、場面によっては腸のようにも見えるマフラーを着用。喫煙者で、拳銃型ライターを所持。また、兎耳のカバーをつけたスマートフォンを愛用している。そのほかにも受注用に大量の携帯電話を使い分けている模様。
常に笑みを浮かべながら商談を進め、どこか掴み所のない雰囲気の持ち主。ステインの逮捕をきっかけとして敵連合に接触し、死柄木らに荼毘とトガを紹介した。
黒霧が「あの大物ブローカー」と呼ぶ事から、その界隈では名の知れた存在であり、彼からの紹介である上記2名を、無条件で受け入れようと死柄木に提案する程である。また、トガの装備やMr.コンプレスの義肢なども彼が調達した模様。
トゥワイスとは以前から付き合いがあるらしく、彼の事情にも理解を示していた。「神野の悪夢」以降は敵連合の影響で商売の景気も良い様子。
本編の数年前を描いたスピンオフ「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS- 」にも登場。ヴィランサイドの人間でありながら非合法ヒーロー(ヴィジランテ)のナックルダスターを顧客として薬剤や装備などを提供している。「お得意さん」と呼んではいるが、素性については踏み入っていない模様。ナックルダスターの常識外れの言動はクスリのせいだと考えているらしい。
本作では、兎耳のスマートフォンは普通のものも含め数台所持しているうちの一台として描写されている。
ネタバレ注意
本編が新章に突入し、とある目的から敵連合の解体を画策する勢力に拘束されてしまう。しかし既に顧客リストを消去し情報も一切漏らそうとしない。黒幕の前に引っ張り出された彼は告げる。
「商売ってのぁよ 面(ツラ)見てやるもんだよ」
「俺ァ俺が気に入った人間としか取引しねぇ」
「客売る売人がどこにいるってんだ 金玉から出直して来い!」
暴行を受けボロボロになった顔で、彼は不敵に笑う。裏社会の人間ながら、商人として自分なりの矜持を持ち合わせていたようである。
拷問を受け指を削がれてもなお情報のみならずうめき声一つ上げなかったが、抵抗も虚しく顧客リストのデータを復元されてしまう。
そして削がれた指は連合を挑発する形で、今まで連合が関与してきた場所へとバラ撒かれた。
その後泥花市のタワーへ監禁され、駆けつけた死柄木がタワーを崩壊した際に先に来たトゥワイス(のコピーたち)がクッションとなり無事に救出された。