概要
この項目では『無印』での説明をする。
剣部シバラクが操縦する侍魔神。創界山局番1000-10-0(せん・じゅう・まる)で、当人のディフォルメ顔がプリントされた呼出用テレホンカードを用いて電話で召喚されるが、テレカ非対応の電話や黒電話はおろか、電話線が途切れても、シバラクが刀で呼び出すケースもあり、特に必須と言うわけでもない。その最中は「戦ちゃーん」と呼ぶほど親しげな会話をしているが、これは角飾りに互いの会話を変換する機能によるもので召喚後に声を発する事は一切無い。この召喚方法は大昔から使われていたものであったが、現在は旧式の部類に入る。場合によっては通話中(複数回。長電話はやめろと愚痴っている)、寝過ごす、二日酔い、風邪をひいているのに駆けつけ(マスクと氷嚢装備。この際は咳もしていた)、ダイエットにチャレンジしているらしい話が聞けたりもする。普段何やってんだ……
赤と黒の鎧を纏っているが、後頭部に付いているのはトンカチではなく、髷である。
他の魔神と同様、遠距離武器を装備していない事による特定機体との相性の悪さや、呼び出しに時間がかかるという欠点はあるが、接近戦での戦闘力に於いては龍神丸に決して劣るものではなく、ボス魔神クラスの強敵を仕留める活躍をする場合もある。その理由は内部にエクスペリエンスシステムと呼称する装置を内蔵しているからで、操縦者の成長に伴い、自らも強くなるからである。
第七界層水晶の洞窟内でのドンゴロとの戦闘で大破するも、神部七龍神の1柱である白龍の手により赤い球へと変化。シバラクの一矢報いる思いにより戦王丸専用テレカへと形を変えた。
基本データ
全高:3.51m
重量:8.10t
装備:剣部刀
剣部一族に伝わる銘刀を模した刀。
刀部刀
モンジャ村の銘刀鍛冶『夢幻翁』が戦神丸の為に打ち直した刀。
隼の刺股
隼の姿を形象した刺又。
各種部位
火焔の紋
額に備えられた剣部一族の家紋。死者を弔う意味合いを持つ。
転送前立
兜に備えられた角の部分。操縦者が通話した電波をより伝達し易くする為のアンテナを兼ねる。
摺り足の足袋
幻神丸の水夫足袋と機構的には同じだが、より早く滑りやすい構造になっている。
必殺技:野牛シバラク流×の字斬り
蜻蛉返り
操縦者のシバラクと同じく二刀流を用いて戦う他、刺股も背負っており、状況によって使い分けている。操縦席は和室仕立てになっており、竹の操縦桿を使って操縦する。