三雲隊
みくもたい
概要
チーム自体は3巻から組まれていたが、正式に登録されたのは第2次大規模侵攻終了後。
元々B級隊員だった修を中心に、A級へ昇格し近界遠征部隊に選抜されることを目指す。
そのために玉狛第一へ弟子入りし、各自マンツーマンで指導を受けている。
そして、千佳は大規模侵攻の褒賞として修と遊真が獲得したポイントを譲渡された事で、B級に昇格した。
これは、千佳がアフトクラトルに狙われ危険に晒されたことや、ボーダー本部としても千佳のトリオン量は無視できないことから、ベイルアウト機能の付いたトリガーを持たせたかったため。主に鬼怒田さんがごり押しした。
一方で遊真は、自身の実力で個人戦を勝ち上がり、B級に昇格した。
巻末Q&Aで、大規模侵攻前はB級部隊が20チームあったことから、B級で最も新しいチームであることが分かる。
今回のランク戦でデビューしたばかりだが、華々しい戦績から超新星として注目を浴びている。
戦術
基本的には三雲が戦術を考えている。勝ちパターンは時枝曰く「戦術で優位を取って最後まで倒しきる」
ROUND4までは空閑の高い戦闘能力、雨取の砲撃での地形変更、三雲の牽制や位置取りによる嫌がらせなどが特徴。雨取が人を撃てないことや、三雲の戦闘能力が低いことから地力が低く、エース以外が弱い、空閑だよりのチームであった。
ROUND5からは上記の戦術に加え、木虎から教わった三雲のスパイダー、鳩原が考案し、ユヅルが伝えた雨取の鉛弾が加わることにより、ワイヤー陣が完成。
三雲のスパイダーによって、ワイヤーを張り、味方にとって有利な場所を構築。ワイヤーを活用することで空閑の機動力が高まり、「エースをもっと強くする」ことができる。更に雨取の砲撃により、ワイヤーがある所以外を吹き飛ばし、スナイパーが居なければ、玉狛第二が有利なワイヤーゾーンに踏み込まなくてはならなくなる。
王子が「玉狛の戦術の優れたところは、二つの戦法が対になっているところなんだ。つまり...ワイヤーを使わせまいとひらけた場所を選べば鉛弾攻撃の射線が通る。狙撃を避けようとして複雑な地形を選べばワイヤー地帯が待っている」と語っているように、どちらかを避けようとすれば、もう片方の戦術が通るようになっている。
隊員
- 三雲修(イラスト右)
CV:梶裕貴
隊長でポジションはシューター。15歳の中学生。身長168㎝。
5月25日生まれ。うさぎ座のA型。
面倒見の鬼にして謎のB級メガネ。
3人の中では1番弱いが、遊真と千佳から何よりも信頼されている。
レイガストを盾としても使う防御寄りの射手。
作戦立案を担当しており、遠巻きに相手をコントロールしていく戦略は一定の評価を得ている。
ROUND5からはスパイダーを装備。ワイヤーを張って、味方に有利な場所を構築できるようになった。
- 空閑遊真(イラスト中央右)
CV:村中知
ポジションはアタッカー。15歳の中学生。身長141㎝。
7月18日生まれ。つるぎ座。
A級を倒す実力もある白い悪魔。
メイン武器としてスコーピオンを使用する攻撃手。
戦闘経験が豊富なため、三雲隊のエースとして活躍している。ROUND2からはグラスホッパーを装備。発想力を活用した、変幻自在な戦闘を行う。
- 雨取千佳(イラスト左)
CV:田村奈央
ポジションはスナイパー。14歳の中学生。身長140㎝。
2月11日生まれ。かえる座のA型。
基地の壁をぶち抜くトリオン怪獣。
莫大なトリオンを有し、アイビスを使用して砲撃を行う狙撃手。
砲撃で戦場の地形を変える三雲隊の戦術のキーマン。
ROUND5からは鉛弾やハウンド。ROUND6からはメテオラを装備するようになった。
CV:中尾衣里
ポジションはオペレーター。17歳の高校生。身長160㎝。
4月27日生まれ。ねこ座のO型。
玉狛第一との兼任で、先輩としてチーム戦に不慣れな3人への戦術指導も担当している。
基本的には3人に任せ、自身は時折サポートするという、あくまで3人の成長を見守る位置にいる。