「きれいだ きれいだよ ダメだ仕事だ 見とれてた ああいけない・・・きれいな肉面。」
「肉 見せて」
概要
CV:松田修平
敵連合の一人。雄英高校の1年ヒーロー科林間合宿の襲撃の際に「開闢行動隊」として参加。
口を除く全身を黒の拘束着に包んだ痩身の男であり脱獄した死刑囚というあまりにも危険な犯罪者。サイコキラーと呼ばれる類の人間であり、人を切り裂き、その断面に美しさを見出す狂人。
うわごとの様に言葉を発し、会話は成り立たない。ただし連合の指令に「仕事しなきゃ」と受け入れ、ある程度欲望を抑えようとしながら実行するなど連合に対して仲間意識はあったらしい。
障子の複製した腕を個性で切断、更にマスタードのガスで炎と爆破を制限されていたとはいえ、爆豪・轟コンビに苦戦を強いらせるも、常闇の暴走した個性である巨大黒影の前に一蹴され、大木をいくつもへし折りながらそのパワーでそのまま叩きつけられて敗北、同じくメンバーのマスキュラー、マスタードと共に逮捕された。死刑の方が楽だっただろう。
現在は特殊刑務所「タルタロス」へ収監されている(執行待ち)。
個性
『歯刃』
自らの歯を自在に伸縮・分岐させ、鋭い刃物の様に相手を切り裂く個性。移動もこの個性を用いて行う。
戦闘経験が豊富らしく相手の動きをよく読んで見切り、上手く立ち回りながら人体を容易に切断する刃を様々な方向から生やして攻撃するなど完全に使いこなしてる。
巨大黒影のパワーですべての歯を失ったことから二度と使えないと思われる。
余談
「ムーンフィッシュ」というヴィラン名はおそらく、実在したアメリカの連続殺人鬼「アルバート・フィッシュ」からきていると思われる。犯行が満月の日に行われることが多かったことに因み「満月の狂人」という異名が付けられている。