概要
幼虫は鋼鉄よりも、蜘蛛の糸よりも強靭な糸を吐く習性を持ち、木片や葉っぱなどを繋ぎ合わせて「蓑」を作り巣にする。近くにあるものは何でも蓑に組み込むため、毛糸などを置いておくとカラフルな蓑を作ることで知られる。
…という話が有名であるが、メスは一生この蓑から出ることはできない。オオミノガの成虫で飛行能力を持つのはオスだけであり、メスは幼虫をそのまま大型化したような外見をしている。オスはメスと交尾すると死に、メスは自分の蓑の中で産卵、孵化と同時に命尽きて蓑から身を投じ死ぬ。
その儚い生きざま故に、古くは鬼の子と称されていた。
現在日本ではヤドリバエの影響で激減しており、一部の自治体では絶滅危惧種に指定されている。