概要
東洋に位置する、パラディ島にとっての唯一の友好国。
およそ100年前はエルディア帝国の同盟国で、アズマビト家の先祖にあたる将軍家子息はフリッツ家と懇意にしており、パラディ島に逗留していた。
しかし、巨人大戦後にヒィズル国は敗戦国として立場を追われ、その混乱の中、将軍家の忘れ形見は島に残された。
それから約100年後、パラディ島に残された東洋人はフリッツ王の思想に逆らった為、王政により差別され、ミカサ・アッカーマンを唯一の生き残りとして、他の東洋人は絶滅し、対するヒィズル国はタイバー家当主であるヴィリー・タイバーと対面できるほど安定している。
もっとも、国際社会で孤立することを恐れてかパラディ島と国交を結んだ後もヒィズル本国はパラディ政府に対して積極的なアプローチは避けており、パラディへの支援はほとんどキヨミ・アズマビト個人によるものである。彼女はアズマビト財閥が事業拡大することとパラディ島の地下資源の独占取引による巨額の収益を見込んでパラディ島に投資をしている。無論、失敗すれば財閥が傾くだけで無く、ヒィズル国から蜥蜴の尻尾のように切り捨てられる立場であるため、彼女にとってはハイリスクハイリターンの大博打である。
家紋
三本の剣で「A」の形をとっている。
ミカサはこれを右手首あたりに母につけられ、その際この刺繍を産まれた子供につけるよう言われている。
血族者
将軍家の末裔。アッカーマン家と東洋人の混血。
- ミカサの母
故人。将軍家の末裔にして、壁内最後の純血の東洋人。
余談
名前の由来は「ひいずるくに」という語句。聖徳太子が隋の煬帝に宛てた国書の文句「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」に由来するモノで、遠回しにヒィズルが日本をモチーフにしていることを表している。