概要
エルジア王国海軍即応予備艦隊(通称:ラーン艦隊)所属の超大型原子力潜水艦。艦種は潜水航空巡洋艦。
ユークトバニアからペーパーカンパニーを通してスクラップを購入したエルジア海軍により建造、2015年に進水し艤装工事を行った後、翌年試験航海へ出るがその最中行方不明となる。698日後偶然海底で15度傾斜して着底している所を発見され、乗員356名中330名が生還。
艦長のマティアス・トーレス大佐(CV.安元洋貴)はかつてのエイギル艦隊旗艦、戦艦タナガーの艦長で大陸戦争当時の活躍で『コンベースの英雄』とも呼ばれており、同艦クルーも彼に心酔している。
構造
かつてのシンファクシ級潜水空母に似ているが大きさは大幅に上回っており、艦載機もVTOLかUAVオンリーだったシンファクシ級と違いCATOBAR機を運用でき、その為発艦用カタパルト2基と着艦用甲板を有する。
スペックについてはこの記事より引用。
運用者 | エルジア海軍 |
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艦種 | 原子力潜水艦 |
級名 | アリコーン級 |
発注 | 2000年頃 |
起工 | 不明 |
進水 | 2015年1月1日 |
就役 | 2019年9月11日 |
排水量(浮上時) | 650,000t |
排水量(潜水時) | 810,000t |
全長 | 495m |
全幅 | 116m |
全高 | 54m |
機関 | 溶融金属型原子炉×2基 |
主機 | 蒸気タービン×2基 |
出力 | 300,000ph |
速力(浮上時) | 42キロノット |
速力(潜水時) | 37キロノット |
推進 | スクリュープロペラ2基(7枚羽) |
乗員 | 350人(潜水要員150名、航空要員200名) |
兵装 | 対空機関砲、対空ミサイル、200mmレールガン×2基、強爆発性対艦ミサイル(HEAS) |
艦載機 | 20~30機のCTOL機(ラファールMの場合は30機、Su-33(形式不明)なら20機、Mig-29Kなら24機、F/A-18(形式不明)なら22機)及び複数機の潜水艦発射型無人航空機(SLUAV) |
主砲として射程400㎞、発射速度毎分80発の200mmレールガン2基を装備し、自衛用の対空・対艦ミサイル・対空機関砲の他、空母並みの艦載機運用能力も有している。潜水艦である特性上、先行して敵地に接近し航空機とレールガンによるアウトレンジ攻撃が可能で、オーシア情報局先進兵器分析部のデイビッド・ノース曰く「そのパワープロジェクション(戦力投射)能力は空母打撃群に匹敵する」と評価されている。
関連タグ
劇中において
SP MISSION1
DLC第4弾のSP MISSION1「Unexpected Visitor:解放された者」においてロングレンジ部隊の一つで主人公のトリガーを隊長とするストライダー隊は、大量破壊兵器が搭載された可能性のあるこの艦を鹵獲、大量破壊兵器の証拠を掴み戦後の和平交渉を有利にする軍上層部の意向の為、揚陸艦パフィン及びその護衛艦隊、電子戦部隊のエンチャンター隊、戦闘機部隊のドレイク隊と共にアルティーリョ港へ向かう事となる。
これ以降は『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』のDLCストーリーに関わる重要なネタバレを取り扱っており、到達前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。
出来れば到達前であればブラウザバックを推奨します。
アルティーリョ港上空で無数の敵戦闘機、揚陸艦を狙う攻撃機、トリガーを暗殺すべく襲い掛かったミミック隊のレイジとスクリームが駆るSu-47を撃退し、アリコーンまで目と鼻の先まで迫ったストライダー隊ら護衛戦闘機群と揚陸艦隊。一方アリコーンではエルジア軍司令部より自沈命令が下るもトーレス艦長はこれを拒否、エルジア軍を離脱し独自勢力としてクルーと共に蜂起する。迫るオーシア艦隊をアリコーンの対艦ミサイルと主砲のレールガンにより全艦撃沈(よく見ると主砲は両舷2門の1射で3隻同時に轟沈させている)、その後1機に巡航ミサイルを搭載したラファールM4機のSACS部隊を発艦させ急速潜航、オープンチャンネルでトーレス艦長は狂気の計画、核兵器を用いた大量殺戮を行い世界各国へ戦争終結を促す『1000万人救済計画』の演説を始める。ノース分析官の無線で巡航ミサイルは大量破壊兵器の可能性があると判明、領域離脱までに追いつき撃墜することとなる。
≪傾聴せよ≫
≪我が艦はこの醜怪な戦争をエレガントかつ最終的に終わらせる能力を持っている≫
≪我々が行うのは戦闘ではない 均衡の回復であり 裁きである≫
≪それは徹底して合理的に行われる≫
≪この先 我々が奪う命の数に世界は驚愕するだろう≫
≪そして自ら武器を置くだろう≫
≪1000万人を殺すはずだった武器を≫
このラファールM部隊は列機が回避行動をとらず巡航ミサイル搭載機の盾になるためマルチロックの兵装で撃墜が望ましい。巡航ミサイル搭載機撃墜で誘爆による大爆発が起こりミッションクリア。ミッションクリア後、トーレス艦長は計画の出鼻を挫いたトリガーに対して激昂する
≪奴は土足で上がりやがった!!真っ白なシーツで完っ璧に整えた俺のベッドの上に!!≫
…がトリガーに自らの次の計画を手伝わせることと狂気の計画の一端を垣間見せ、sPミッション1は終了となる。
SP MISSION2
DLC第5弾のSP MISSION2「Anchorhead Raid:アンカーヘッド急襲」では、アリコーンそのものは登場しないもののアンカーヘッド港で繰り広げられているエルジア軍とストライダー隊との戦いに誘導砲弾発射訓練と称してかつてのシンファクシ級の代名詞、散弾ミサイルに似た空間制圧兵器を撃ち込んでくる。マーカードローンが終末誘導を行うためドローンを撃墜するか範囲外へ逃れることで対処が可能。
≪救済だ!≫
≪必要なのだ100万の死が!!≫
ミッション終了後、アリコーンはトリガー達によって駐留するエルジア軍が壊滅状態に陥り混乱状態のアンカーヘッドへ入港、戦術核砲弾2発を受け取り10分で補給を済ませ再び行方をくらました。これによりトリガー達は結果的にエルジア軍を撃退した事でアリコーンの補給の手伝いをする形となってしまった。デブリーフィングでアリコーンのクルー330名中30名は艦を降り、アリコーンのための諜報員として活動している事、主砲以外にも大型のレールキャノンを隠し持っている事、それによって発射される誘導砲弾の射程は最大で約3000㎞である事(ロングレンジ部隊曰く動くストーンヘンジ)、アンカーヘッドで受け取った戦術核砲弾でオーシア首都オーレッドを狙っている事、エルジア軍は「アリコーンが反乱を起こした」とオーシア軍司令部に説明し、「『アリコーンの行動とその結果』にエルジアは責任を持たない」事が判明。ノース分析官はアリコーンの事を『絶対に止めなくてはいけない敵』と称しsPミッション2は終了となる。
アリコーン、及びトーレス艦長との決着はSP MISSION3「Ten million relief plan:1000万人救済計画」となるだろう。