概要
埼玉県北西部に位置する都市、埼玉県内最大の面積の都市であり、埼玉県内において唯一長野県と県境を接している。
大宮郷と呼ばれており、大宮町という名称であったが、1916年に秩父町となり、1950年4月1日の市制施行により現在の名称となる。その後、度重なる合併により現在の市域となった。
人口は6万人。かつては現在の市域相当の地区に8万人が居住していたが過疎化により減少している。
武甲山など石灰岩でできた山が存在し、石灰採掘とセメント、観光が主要産業。
交通
鉄道
長らく秩父鉄道のみだったが1970年西武鉄道西武秩父線が開通。
秩父鉄道により熊谷・羽生などと、西武鉄道により飯能や所沢・東京などと行き来できる。
西武の秩父市内駅は西武秩父駅のみなので、市内の移動は秩父鉄道がメインとなる。
バス
意外にも高速バスはなく、市内と近隣町村を結ぶ路線バスのみ。
西武鉄道の子会社西武観光バス(西武バスの分社)と秩父市営バス、小鹿野町営バス(小鹿町から乗り入れ)が走る。
かつては秩父鉄道も路線バスを若干運転していたが秩父市営バスに引き継がれた。
西武観光バスは西武バス時代、小さいトンネルでも走れる三角バスと呼ばれる屋根が斜めになったバスを走らせていたこともある。
道路
高速道路はない。有料道路も山梨県と結ぶ雁坂トンネルだけである。
高速バスがないのはこのせいかもしれない。
ゆかりの人物など
現在の秩父市にゆかりのある人物は、落語家・林家たい平や、THE ALFEEの桜井賢(旧荒川村出身)など数多くおり、芸能界・音楽業界・スポーツ界にとどまらず、美術・建築・漫画など幅広い(ここでは、詳細を割愛する)。
また、今や全国的に知られる卒業ソング「旅立ちの日に」も、同市立影森中学校で誕生している。
そのため、同曲は西武秩父駅では発車メロディとして使用されるほか、同市の防災行政無線の時報メロディ(毎年3月の間のみ)としても使用される。