概要
主に入手困難・もしくは高額な消費アイテムを使用せずに死蔵させてしまうプレイスタイルの
事を指す。
語源となっている「ラストエリクサー」はスクウェア・エニックスのゲームに登場する
回復アイテムで、全員のHPとMPを全快させる効果がある反面、入手困難であるため
「勿体無い」という理由で使うことなくクリアしてしまう事が多く、同様にレアな消費アイテム
を温存し過ぎる事をこの様に呼ぶ様になった。ラストエリクサーが登場する前は、
下位互換(対象が単体)のエリクサーに因んで、「エリクサー病」と呼ばれていた。
ラストエリクサーについて
ラストエリクサーのみに関して言えば、単に「勿体無いから」という点だけでなく
「有効に活用できる局面が少ない」事も関係しているとみられる。
全員のHPを回復する手段は大抵複数存在しており、あえてラストエリクサーを使う迄もなく
事前に全快させてから挑む事が多いボス戦では、MPが戦闘中にゼロになる事もまずない。
基本ラストエリクサーには戦闘不能や状態異常を回復する効果はないため、戦闘不能者が出る
程の激戦になると優先順位が蘇生>HP回復となってしまい「戦闘不能者はいないけど全員のHPが
瀕死の状態でなおかつMPが無い」という様な限定的な局面が発生しない限り使う機会がない。
HPとMPを激減させてくる様な一部のボス戦以外では利用価値自体が低いのが実情である。
戦闘不能を回復できるサガ3時空の覇者のエリクサーや、状態異常を回復できるファイナルファンタジー8のラストエリクサーの様な効果があれば活用できる局面も増えるのだが、相対的にHP・MPの全回復のみに終始するパターンが大多数を占める。
ちなみに、初登場したファイナルファンタジー6でこそ、入手難度の高めなアイテムであった
が、後続の作品やリメイク作品などでは、比較的容易に確保できてしまう事が多い。