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素晴らしき哉、先生!

すばらしきかなせんせい

『素晴らしき哉、先生!』は、テレビ朝日系列で放送された朝日放送制作の日10ドラマ。
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概要編集

放送期間は2024年8月18日~同年10月6日。(放送が例年より遅いのはパリオリンピック(2024年)による特別編成のため)

同枠のドラマで放送開始時間が10:00~となる最後の作品となる。(その1時間前の報道番組「サンデーステーション」が2024年9月29日で終了、その後番組の「有働Times」が「報道ステーション」と同様1時間15分の報道番組のため)

また、放送期間の兼ね合いもあり、例年の同枠のドラマよりも1話少ない8話で最終回を迎えた。最終回も「有働Times」の初回放送日のため30分繰り下がりで放送された。


若手教師の主人公が奮闘する姿を描いた宅間孝行のオリジナル作品。


主演は本作が地上波連続ドラマ初主演となる生田絵梨花


主題歌は、竹内まりやの「歌を贈ろう」。




あらすじ編集

主人公の高校教師・笹岡りお。彼女は夢と希望を抱いて教師になった。しかし、現実は多忙な業務に追われる日々だった。問題の多い生徒たち、学校に期待を寄せる保護者や近隣住民、トラブル処理を若手に任せる先輩教師。彼女は日々の愚痴をSNSに投稿したり、彼氏に聞いてもらったりして、バランスを保っていた。しかし、負担は大きく辞職を決意することに。たが、そのタイミングでクラス担任の補充依頼が彼女の元へ。初の担任で3年生を任されることになったが、様々な課題が待ち受けていた。


登場人物編集

Z世代の若手高校教師。3年C組の担任。運動神経は皆無。

夢と希望を持って教育現場に入ったが、あまりにストレスな現場に2年目にして退職を考えるようになるが、3年C組の担任をする羽目になり結局辞められず、初の担任としての仕事の過酷さとプレッシャーに押しつぶされる。

ストレスに弱く、それが胃腸に来てしまうタイプ。

ある日、路上で体調に異変を感じ道端で倒れ込むが、その後検査の結果妊娠していることが発覚した。聖也とも話をしたが、結局出産するか中絶するか決められず葛藤する。

しかし、恩師の大森と再会し彼から「失敗したっていい。教師だって人間なんだ。」と激励されたことで涙しながらも前向きになることができた。

結局、教え子達の卒業を担任として最後まで見届けるためために中絶を決意しようとしたものの、玲奈との交流を経て自分の子の生命を尊重する決意を固め、シングルマザーとして育てていくことを家族に宣言した。

一方、教師の仕事は本心では「できる限り続けたい」と言ってはいるが、出産予定日が1月末であるため続けられるかどうかという不安もあることを山添や大隈に吐露していた。

その後、山城に事情を説明し、理事長の判断を仰ぐこととなった。

その後、C組の生徒にも意を決して告白し、理事長の判断で下された「生徒や保護者に話し合って決めてもらった」結果が出るまでしばらくの間休職するということを伝えた。

その後、生徒と保護者による話し合いの結果を考慮した学校側の判断で(産休期間を除き)教師を続けられることとなった。


3年C組副担任。英語担当。新任教師故にかなり楽観的で、経験不足も相まってりおの頭を悩ませることに。

しかし、教員生活を続ける中で徐々に成長していき、頼れる教員仲間となった。


星陽学園高等学校編集

教員編集

美術担当。りおの先輩。教員の過酷さを理解しているのか、「地獄の教員生活」と評しているが、同時に教員でしか得られない経験を積める「深みの世界」としても捉えている。

元々3年C組はまず大隈に依頼が来ていたが、豊島の事故のこともあり、断っていた。

「自分がやれる範囲の業務を行う」ことをモットーにしており、その事で度々教員たちと対立することも。

それには理由があり、恩師である鰐淵が過労死により亡くなったため、豊島の事故の件も含め自分がその予防線となることを決意している。

密かに生徒と交際している疑惑があるが、本人が認めている。ただし、体裁や世間体を気にしてか「高校卒業するまで待ってほしい」と条件を出して関係をなるべく隠すように徹している。担任を断ったのは豊島の事故だけでなく主にそれが理由だった。

他の教員がりおの担任及び教師の続行に関して反対する中、りおの気持ちを尊重し賛成している。


体育担当。明るく気さくな性格でりお相手にもフレンドリーに接している。


学園長。りおに3年C組の担任を務めるように依頼する。


教頭。とにかく保守的かつ前時代的で、りおが教師を辞めたいと申し出た際には「これだからゆとりZ世代は…。」と愚痴を零していた。


事務員。和泉がクレームのために学校へ乗り込んでくる際には、唯一彼を宥められる存在であるため毎回対応させられている。


りおの進退をめぐって山城からの報告を受け、「生徒や保護者に話し合って決めてもらう」という判断を下す。


3年C組編集

赤松楓(あかまつ かえで)

演 - 小越春花

秋山諒(あきやま りょう)

演 - 山﨑光

天羽琴美(あもう ことみ)

演 - 星乃夢奈

洞水の彼女。洞水と共にレストランの実物サンプルを勝手に食べ、その動画を公開したため炎上。

磯田陽菜(いそだ ひな)

演 - 古田愛理

一色遥(いっしき はるか)

演 - 山口真佑奈

薄木葵(うすき あおい)

演 - 矢野ななか

大木戸光源(おおきど こうげん)

演 - 小宮璃央

不良で遅刻常習犯。オマケにタバコの匂いがしており、未成年喫煙者疑惑がある。父子家庭(母親は光源を出産した直後に他界)で、父親は飲食店(ラーメン屋)を経営している。

父親が元ヤクザ(5年前に足を洗いカタギになる)という家庭環境のため、中学時代から肩身の狭い立場に追い込まれ、そんな父親に嫌気が差し、中学時代の不良仲間と今もよくつるんでいた。

しかし、不良仲間のツテで傘下になった半グレからの依頼で車の運転を頼まれ無免許で警察にしょっぴかれたことを機に山添から父親の真意を聞かされ、考えを改めるようになる。

半グレからも抜けようとしたが、ケジメとして半グレ仲間からボコボコにされ、満身創痍のまま帰宅。父親との蟠りも解けた。

その後は勉強にも打ち込んでいたが、将来を考えて父親のラーメン屋を継ぐ決意を固めた。

沖あかね(おき あかね)

演 - 宮城弥生

小野杏奈(おの あんな)

演 - 藤野詩音

小野寺蒼空(おのでら そら)

演 - 大倉空人

亀田美羽(かめだ みう)

演 - 大熊杏優

川上智之(かわかみ ともゆき)

演 - 富岡優樹

清田さくら(きよた さくら)

演 - 花岡すみれ

吉良萌子(きら もえこ)

演 - 矢吹奈子

古原結愛(こはら ゆあ)

演 - 月野有菜

小村悠馬(こむら ゆうま)

演 - 橘優輝

コンビニで万引きをしたため、りおが担任を受け持つ前から対応した生徒。親が仕事で終日家には誰もおらず(おそらく母子家庭)、それが非行に走った原因と思われる。

母親が保護者会でりおに文句を言い滅多打ちにした件を本人から聞いて激怒。彼をきっかけにC組生徒の意識が変わり始める。

斎戸優花(さいと ゆうか)

演 - 真雪

沢井谷玲奈(さわいや れな)

演 - 茅島みずき

母と弟、妹の4人で暮らしている。実家が貧乏なため、弟の学費のために学校に内緒で(おそらく年齢詐称も込み)ホステス「セイラ」として勤務している。また、実家のスナックの手伝いもしている。2年C組担任の豊島の交通事故を目撃している。

秀樹が実家のスナックに来店したことで、彼がりおの父親だということを知ることになる。

その後、りおから家庭訪問の話を聞かされたことで後ろめたさを感じ、真っ当に生きるためにホステスを辞めるが、生活のためにパパ活に手を出しかけてしまう。

その後、母親から自身の将来の可能性を否定され、自暴自棄になりかけたがりおが「迷惑じゃないんだからね」と根気強く説得したことで自身の将来を改めて考え直すようになる。

その後、吉沢に誘われて危うく手を出されかけるが、吉沢にシャワーを浴びるよう促した隙に逃げ出し、やり取りを証拠として録音した。

それをネタに吉沢をゆすろうとしたが、国会議員とはいえそれなりに高い地位にいる彼相手にそんな粗雑な作戦が通じるはずもなく、「大人を舐めやがって。いい加減にしろよ。」「とことん地獄見せてやるよ。覚悟しとけ。」と脅された。

その結果、実家に迷惑をかけてしまい一人でケリをつけようとしたものの、結局どうすることも出来ずりおや健吾に相談した。その結果、吉沢が逮捕されたため、彼の呪縛からついに解放された。

その後は大学進学に向けて勉強しており、叶えたい夢も持っている模様。りおにだけその夢がりおと同じ「高校教師」であることを伝えた。

清水芽衣(しみず めい)

演 - 鶴嶋乃愛

山本の彼女。

杉山大輝(すぎやま だいき)

演 - 上條晴弥

真面目な生徒ではあるが、風貌からしてどう見ても変人感が拭えない。口癖として毎回「僕の見解を話してもよろしいでしょうか?」と言っている。

遅刻した光源にもノートを貸すなどいい意味で物怖じしない。

高畑颯太(たかはた そうた)

演 - 水野智貴

西脇咲希(にしわき さき)

演 - 森ふた葉

伴大雅(ばん たいが)

演 - 粟大和

細野くるみ(ほその くるみ)

演 - 塚本恋乃葉

洞水蓮(ほらみず れん)

演 - 百瀬拓実

天羽の彼氏。天羽と共にレストランの実物サンプルを勝手に食べ、その動画を公開したため炎上。

本田大翔(ほんだ ひろと)

演 - 櫻井佑樹

松田心美(まつだ ここみ)

演 - 梶川愛美

真中翔平(まなか しょうへい)

演 - 徳永智加来

演劇に興味を持っている。父親も母親も浮気しており、家庭内は夫婦喧嘩が絶えない。

本人は進学ではなく就職をしたいと思っており、そのためにバイトで金を稼ごうとしたものの、よりにもよってそれが闇バイトだった。最初は恐怖心ゆえに断ろうとしていたが、既に個人情報が相手に知られており、「断るとバラす」と脅されていたこともあり、辞めることが出来ず、ついには詐欺の受け子をやらされる羽目になる

しかし、大木戸に見つかってしまい逃走。幸い、大木戸達の説得により被害者に返金し、被害者も被害届を出さないと約束してくれたものの、個人情報は相手に握られたまま、母親からは「私たちが育て方を間違った」と遠回しに罵倒されたため、自暴自棄となり警察に出頭する決意を固めた。

警察による取り調べの結果、犯罪が軽微だったことと自首したことで事件として報道しないことになったものの、家庭の事情も合わさり転校することになった。

南田健吾(みなみだ けんご)

演 - 鈴木仁

サッカー部。玲奈に対して好意があるものの、一歩踏み出せずにいる。結局、諦めて後輩の茉麻と付き合うことに。玲奈と吉沢が一緒にいるのを見て、玲奈がパパ活をしているのではと疑っていた。その後、吉沢との関係を知り、玲奈を救うためりお達に協力してもらい、何とか解決することができた。

しかし、今度は自身の将来と玲奈への好意、茉麻との関係に悩むようになる。

その後、茉麻から別れを告げられたことで申し訳なさを感じてしまう。

蓑田隼人(みのだ はやと)

演 - 名和俊貴

杉山の数少ない友人。何故かピアノが得意。

宮坂和磨(みやさか かずま)

演 - 下川恭平

りおに好意がある。

宗方林檎(むなかた りんご)

演 - 永瀬莉子

山本仁成(やまもと ひとなり)

演 - 椿原慧

清水の彼氏。ギターが得意。しかし、親に内緒でやっているため公にはできない。

和田日和(わだ ひより)

演 - 寺田光





2年生の生徒編集

健吾に告白し、付き合うことになる。しかし、健吾がまだ玲奈に気があると疑い、嫉妬するようになる。

しかし、会う度に健吾が不安そうな顔をしていたため、それを察したことで熟考した末、別れを告げた。


笹岡家編集

りおの父。株式会社エリーの代表取締役社長。りおと同じくストレスに弱く、それが胃腸に来てしまうタイプ。

仕事で知り合った国会議員・吉沢とスナック「ナツコ」を訪れたものの、玲奈が未成年であることに勘づき、未成年飲酒や吉沢とのパパ活を疑い、心配している。

とはいえ、吉沢を怒らせれば会社の損害に関わる事案のため強く言えずにいた。

しかし、目に余る横暴に耐えきれずりお達の手助けをした。

その後、返済不要の給付型奨学金を扱う財団を設立した。


りおの母。


りおの妹。大学生。姉の破局と妊娠のことは両親よりも先に知っていた。


りおの大学時代の先輩で、彼氏。外資系企業に勤める。毎晩りおの愚痴を優しく聞いてくれる温和な性格。りおにプロポーズし、無事成功した…

と、ここまでは良かったものの、何と隠れて浮気していたことが判明アレをヤッてる現場をりおに目撃され、りおには逃げられ、浮気相手から問い詰められるという自業自得の末路を迎えた。

一応、弁明と謝罪のために会いに来たものの、別れたく一心でとにかく言い訳をしまくったせいで余計にりおを失望させる結果に終わってしまった。

そして、逃げるようにアメリカに出張してしまった。

一時帰国した際に、彼女ともう一度話し合うために「会えないか?」と電話で誘うが、覚悟を決めた彼女にそんな甘ったれた言い訳と引き留めが通じるはずもなく呆気なく別れを告げられた。

しかし、りおから妊娠を告げられたことで最初は突然のこと故に信じられず「それって…、もしかして本当に俺の子?」と聞き返していた。それでも罪滅ぼしのために何か力になりたいと想いを伝えようとしたものの、りおに遮られてそのまま家を去ってしまった。

その後、りおから中絶同意書への記入を促された際には「学校の先生やってるから?」と理由を尋ねていたものの、りおからは「そうだね。それもあるかもね。」と返されただけだった。結局、促されるまま書くことしかできず彼女の後を追いかけたものの、関係を修復するにはもはやあまりにも時すでに遅く、そのまま彼女が去るのを静かに見届けるしかなかった。


その他編集

国会議員。スナック「ナツコ」の常連客。元々は銀座のクラブでセイラを気に入った客だが、アフターでセイラの実家である「ナツコ」に連れて行かれ客となる。秀樹とは会社の取引先同士だったこともあり意気投合している。

しかし、セイラへのアプローチが次第にエスカレートしてしまい、セイラ…もとい玲奈が未成年だと薄々察しながらもパパ活しようとしてしまう。

しかし、玲奈から散々辛酸を舐めさせられた挙句自身とのやり取りを録音されゆすられたため、ついに堪忍袋の緒が切れ、「とことん地獄見せてやるよ。覚悟しとけ。」と脅した。

そして、教団や商工会議所、ヤクザ等人脈を悪い方向にフルに活用して「ナツコ」に嫌がらせを行うという暴挙に出る。

しかし、そんな悪行も長く続くはずもなく、玲奈を呼び出した際にりお達が警察に通報していたことでそのまま待ち合わせ場所のホテルの一室で未成年者略取誘拐罪と公務執行妨害罪の容疑で逮捕された。


玲奈の母。スナック「ナツコ」のママ。シングルマザー。何事にも楽観的で娘の言うことを全く聞こうとしない。

長年水商売をしていたためか「世の中金稼いでナンボ」「大学に行ったって殆ど勉強しないから意味が無い」と諦観している。


学校付近の牛乳屋「TORA MILK」で働いている。有名なクレーマーで、毎年体育祭前に学校に乗り込んでくる。その他にも、店の前に自転車を無断駐車する生徒に対するクレームもしている。

妻が自転車事故により寝たきりとなってしまった経験から、生徒が被害者にも加害者にもならないためにやりすぎと言われる覚悟でクレームしている。


りおの恩師。自身と同じく教師となりその生活の中で悩むりおに対して「失敗したっていい。教師だって人間なんだ。」と励ました。


























余談編集

第1話のゲストとして、NHKで放送している音楽番組『Venue101』で共にMCを務め、「ハマいく」名義で『ビートDEトーヒ』をリリースした仲である濱家隆一(かまいたち)が寿司屋の店長でゲスト出演。


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朝日放送


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