陰部に牙が生えた女性の事。全世界に類似する伝承が伝えられている。
いきり立った男根が事後に萎えて出てくること、挿入した男根が見えないこと、女性器が口に似ていることなどに対する潜在的な恐怖からこのような説話が生まれたとする見方もある。
伝承の一例
- 魅力的な仕草で男を誘惑し、性交に及んで陽根を噛み千切って殺してしまう
- 美人なのに下の口がこう言う訳なので結婚生活が続かなくて困る(『耳嚢』にそういう伝承がある)
- 歯が春になると生え秋になると散る(アイヌの伝承にそういうものがある)
- 下の口に凶暴な別生物が住んでいる
- 道具(金属製のディルドー、鹿の角製の鞘など)で歯を削ぎ落としたり、神様の加護で歯を取り除いたあとは普通の女性のように性行為ができるようになる
などさまざまなバリエーションがある。
その伝承の性質上、このタグがつけられる絵は大抵の場合R-18若しくはR-18Gになってしまう傾向がある。
なお、肛門に歯の生えた男性の場合、「アヌス・デンタトゥス」と歯を表す言葉の語尾が男性形になる。
なるたるに登場する、古賀のり夫とリンクする同名の竜骸についてはヴァギナデンタータを参照。
関連するタグ・シチュエーション
外部リンク
鬼餅(うにむーちー)の由来…沖縄の民話
ニュージーランドに伝わるマウイの最期(英語)…死の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポの胎内に潜り込み、口から通り抜ける(つまりは殺す)ことで永遠の命を(全人類のために)得ようとしたマウイは、逆に彼女の膣に生えた黒曜石の歯で噛み砕かれて死んだ。この時、マウイは最初に死んだ人間どころか最初に死んだ生物となった。
このシーンを象徴する像の造形は現代的に見るとかなりショッキングなものだが、トカゲに変化してヒネの体内に侵入する描写もある。