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あわじ型掃海艦の編集履歴

2019-12-17 00:18:20 バージョン

あわじ型掃海艦

あわじがたそうかいかん

海上自衛隊が運用する繊維強化プラスチック(FRP)製の掃海艦。

説明

大深度機雷に対応するために海上自衛隊初の掃海艦として建造され、1993~94年にかけて3隻が就役した「やえやま」型掃海艦は、それまでの掃海艇と同じく木造の船体を踏襲した艦となった。

しかしながら、木造艇は総じて寿命が短く、また日本においても木船建造技術者の減少が深刻化し、技術継承面の問題が顕在化してきたことから、2012~2015年に就役した「えのしま」型掃海艇にて、繊維強化プラスチック(FRP)製の船体が海自掃海艦艇として初めて採用された。本級「あわじ」型は、「えのしま」型をもとに、前級「やえやま」型とほぼ同寸法ながらも基準排水量の低減と長寿命化を図った掃海艦である。また、FRP船として世界最大級の艦艇でもある。

2015~19年にかけて、隔年で「あわじ」「ひらど」「えたじま」の3隻が進水し、現在は「あわじ」「ひらど」が就役している。


基本スペック

基準排水量 / 690トン

満載排水量 / 780トン

全長 / 66.8m

最大幅 / 11.0m

深さ / 5.2m

吃水 / 2.7m

機関方式 / ディーゼルエンジン × 2基

推進器 / スクリュープロペラ × 2軸

出力 / 2,200馬力

速力 / 14 ノット (26 km/h)

乗員 / 54名

兵装 / JM61R-MS × 1門

レーダー / OPS-39H対水上捜索用光学式監視装置(レーザー・レーダー)

ソナー / OQQ-10掃海艦ソーナーシステム、OZZ-2水中調査用UUV

特殊装備

掃海装備 : 小型係維掃海具1型改、感応掃海具1型改

掃討装備 : 自走式機雷処分用弾薬(EMD)


ネームシップである「あわじ」は旧日本海軍御蔵型海防艦「淡路」の名を、2番艦「ひらど」は同・択捉型海防艦「平戸」の名を受け継いだ。それぞれ3代目と4代目にあたる。

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