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Vフォー・ヴェンデッタの編集履歴

2019-12-30 01:59:11 バージョン

Vフォー・ヴェンデッタ

ぶぃふぉーゔぇんでった

アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドによるコミック作品。または2006年に公開されたアメリカ・イギリス・ドイツ合作映画。

概要

イギリスのコミック雑誌「ウォリアー(Warrior)」に1982年から1985年にかけて白黒の作品として連載された。1985年に「ウォリアー」誌の廃刊後、1988年にDCコミックスからカラーとなって復刊され、1989年に全10巻で完結した。2006年に日本語版が小学館プロダクションから出版されている。


「Vフォー・ヴェンデッタ」というタイトルは編集長のデズ・スキンがつけたものだという。また主人公の"V"の外見は、近代的な警察官の制服をもとにしたデザインが予定されていたが、ロイドの発案により現代版のガイ・フォークスという姿になった。


2006年に実写映画化された。映画監督は『ムーラン・ルージュ』や『マトリックス』三部作の助監督を勤めたジェームズ・マクティーグ。製作・脚本は『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟。V役を『マトリックス』でエージェント・スミス役を演じたヒューゴ・ウィーヴィングが担当している。


映画版

ストーリー

第三次世界大戦後、かつてのアメリカ合衆国が事実上崩壊し、

独裁者のアダム・サトラーによって全体主義国家と化したイングランド。


国営放送BTNに勤務する女性イヴィー・ハモンドは、夜間外出禁止令を破っての外出してしまい、秘密警察ザ・フィンガーの構成員フィンガーマンに発見され強姦されそうになる。

そこにガイ・フォークスの仮面を被る謎の男“V”が現れ、イヴィーを救った。

そして“V”はイヴィーの目の前で裁判所の爆破テロを敢行する。


翌朝、出勤したイヴィーはBTNに現れた“V”の電波ジャックに遭遇する。

“V”は国家の異常さを訴え放送の最後に「1年後の11月5日に国会議事堂の前へ集まって欲しい」と国民達に呼びかける。

乗り込んできた警察は即座に“V”の鎮圧を行うが、“V”はこれを切り抜けて脱出。

脱走の途中で手助けをしてくれたイヴィーを重要参考人として隠れ家である「シャドウ・ギャラリー」へと匿い、事が落ち着くまで1年間の共同生活を送ることになった。


その後も“V”は国民に警鐘を鳴らし、独裁者であるサトラーの党幹部、息のかかったもの達を次々と血祭りにあげていく。

“V”に好感を抱き始めていたイヴィーだったが、徐々に彼の異常な行動に忌避感を抱いて逃亡。

そして上司であるゴードン・ディートリッヒの元へと逃げ込むが、そこで彼もまた現体制に抑圧されたマイノリティである事を知る。


一方、“V”の目的を探る警察官エリック・フィンチは、彼の足取りを追う内に、現体制の根幹を揺るがす壮大な陰謀を知ることになる。

かつて“V”は昔存在した強制収容所の囚人で、サトラーと側近たちは収容所の幹部であった。さらにその収容状はある実験を行う施設でも有り“V”はその人体実験の被験者だった。

サトラーはこの実験で生み出したウィルスを使い、細菌テロを自作自演で解決することで支持を集め政権を手にしていた。

施設は爆発で倒壊したが、ウィルスのおかげで生還した“V”。

今までの彼の行いの根幹は復讐(“V for Vendetta”)だったのだ。


彼の行動に触発されたディートリッヒは、政権に対する痛烈な風刺番組を放送する。

政権へ疑念を抱き始めていた国民たちはこれを喜ぶが、激怒したサトラーによってディートリッヒは粛清されてしまう。

間一髪で難を逃れたかに見えたイヴィーもまた逮捕され、“V”の協力者として拷問にかけられる。


捕まったイヴィーは牢屋の中で、同性愛者という理由で逮捕され処刑された女優ヴァレリーの日記を見つけ、これに勇気づけられて拷問を耐え抜く。

そして虚偽の供述をしなければ死刑にするという最終通告を断った時、イヴィーは牢屋から解放された。

実はイヴィーを逮捕したのは“V”であり、“V”は匿った彼女の精神を解放するため自分と同じ体験をさせたのだ。

激怒するイヴィーだったが、嵐の中で自分が自由になったことを実感し“V”と和解する。


次の年の11月5日前夜、“V”によってロンドン中にガイ・フォークスの仮面と衣装が配達される。

サトラーは射殺命令を出すことで国民を統制しようとするが、フィンガーマンが“V”の仮装をした子供に向かって発砲してしまった事で逆に暴動が発生。

対処に追われるクリーディーは“V”から取引を持ちかけられ、サトラーを売り渡す事を決意する。

そして“V”は「シャドウ・ギャラリー」を訪れたイヴィーと再会し、彼女に後の事を全て託した。


そして11月5日、国民たちが国会議事堂へ押し寄せる中、“V”は廃駅となったヴィクトリア駅で、クリーディーとフィンガーマン、囚われたサトラーと対面する。

サトラーの処刑を見届けた“V”はクリーディー達との最終決戦で全身に銃弾を浴びながらも平然と彼らを抹殺する。


“V”の死を見届けたイヴィーは、“V”を彼が地下鉄の車両を用いて作った特製の棺桶に寝かせ、駆けつけたフィンチの目の前で列車を出発させる。

国会議事堂の地下で列車は爆発し、国民達の目前で旧い秩序は完全に崩壊。“V”の復讐は成し遂げられ、人々自身の手による新しい秩序が生まれる。



キャスト

V - ヒューゴ・ウィーヴィング

イヴィー・ハモンド - ナタリー・ポートマン

エリック・フィンチ警視 - スティーヴン・レイ

アダム・サトラー首相 - ジョン・ハート


関連イラスト

V理念は死なない

無題Vフォー・ヴェンデッタ


関連タグ

映画 洋画 バンドデシネ VFV

1984年(小説) ウォッチメン

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