「君を守る、その為ならば僕は悪にだってなってやる」
概要
ルシフェニア王国の統治者・リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュに仕える王女付きの召使の14歳の少年で、「三英雄」の1人であるレオンハルト=アヴァドニアの義理の息子。馬術や剣術にも長ける。シャルテット=ラングレーとは幼馴染の仲。リリアンヌによく似ている。
ここからネタバレになります。小説を買っていない人は注意してください。
正体
実はその正体は、王女・リリアンヌの実の双子の弟(本当の名はアレクシル=ルシフェン=ドートゥリシュ)。当時6歳だった彼はプリム=マーロンの野望に遭い政治紛争によって命を落とした事になっているため、王子が彼だという事実は誰も知らない(リリアンヌも大罪の器・4枚鏡を手にしたために記憶を失くしていた)。
王女付きの召使になってからは彼女の願望はなんでも叶える為、自身の大切な人を徹底的に排除するが、ミカエラの殺害は彼が犯したものではなかった(後にネイ=マーロンによる犯行ということが明らかになる)。
その後、ルシフェニア革命で殺されそうになるリリアンヌの身代わりになるため王女に扮し、彼女の代わりに処刑された。
その後···
死亡した後太陽神シックルにより「BLACK BOX」に閉じ込められ、世界の歴史や真実について知ることになる。
クラリスがリン(リリアンヌ)を殺そうとした時や、アビスIRとの最終決戦時には地上に現れたがそれ以外は殆どの歳月を「BLACK BOX」で過ごしていた。「円尾坂の仕立屋」では黒壇童子として転生し、同じく三六燐として転生していたリリアンヌと再会しようとするが「嫉妬の悪魔」の妨害と禍世に燐が殺されたため再会は叶わなかった。