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概要編集

悪ノ娘に登場するマーロン国の皇太后であり、カイル=マーロンネイ=マーロンの母親。(モデルは英国ZERO-G社から発売されたVOCALOIDのPrima

1・2巻ではあまり姿を見せることが無かったが、3・4巻の5年後の物語で本格的に登場するようになる。


その正体編集

※ここから物語の核心的なネタバレがあります。まだ購読していない方はお気を付け下さい。














小説4巻のネタバレあり
























実は真の黒幕とも言うべき存在であり、自分の国の領地拡大とルシフェニア王族への復讐としてルシフェニア革命を裏で操っていた人物。

元々上流階級の令嬢だった彼女はルシフェニア王国の先代女王でリリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュの母親であるアンネ=ルシフェン=ドートゥリシュ(旧姓はスィ家)と親友関係にあった。しかし彼女は身分という権力でアンネを見下していた。

そんな中で英雄と謳われたルシフェニアの王子・アルスの王妃の座に就こうとするが、アルスはアンネを選んだことで彼女を激しく嫉妬するようになる。さらに彼女をアンネがアルスの毒殺未遂を疑ったために彼女は海の向こうにあるマーロン国に行き、そこで国王と結婚。カイルをもうけた。

しかし彼女はアルスを忘れることができず、遂にはヴェノム・ソードを使って彼と不倫関係になり、その間に不義の子をもうけてしまう。それが後のネイにあたる。

しかしネイが青髪を持って生まれなかったことで不義の子と世間にばれることを恐れた彼女はアビ

スI.R.ことイリーナ=クロックワーカーの魔術研究の実験台として授けてしまう。(その為Gretel(ネイ)の運命を変えてしまい、彼女はリリアンヌとして転生しない運命にしてしまった。)

その数年後に生まれたリリアンヌとアレクシルのうち、リリアンヌをカイルの許婚にすることを提案したアルスに激昂し、ルシフェニア王国に復讐しようとした。ルシフェニア王国にグーラ病を流行らせたのも彼女の策略であり、そのせいでアルスとアンネは病死。リリアンヌや息子のカイル、さらに娘のネイにも悪魔を憑依させた。

しかしミカエラの歌声で正気に戻ったカイルに再び悪魔を憑依させようとするが、ネイの話を聞かなったことで激昂した彼女によって刺殺されて命を落とした。


余談編集

過去に短い間だがエルルカとの親交を温めたことがあり、魔術という神秘を知ったことでそれが皮肉にもプリムの野望を促進させる要因になっている。(なおプリム自身には魔術の素養は無かったようである)

小説『五番目のピエロ』にてイリーナの発言から彼女がherを宿していたことが判明しており、もしこれを取り除くことが出来ていたならアンネやアルス、ひいてはルシフェニア王国の崩壊も未然に防げていたのかもしれないという残酷な結論を出している。


関連タグ編集

悪ノ娘 七つの大罪シリーズ

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