カイル=マーロン
かいるまーろん
悪ノPによる小説・悪ノ娘をはじめとする悪ノシリーズ、及びそれを含む七つの大罪シリーズ(エヴィリオスシリーズ)における登場人物の1人。
海の向こうの"青ノ国"・マーロン国の若き王。
楽曲・悪ノ娘の「海の向こうの青い人」、白ノ娘の「青い髪の優男」に当たる人物。また、関連楽曲である針音ノ時計塔におけるメインキャラクター。モチーフとしているVOCALOIDはKAITO。
この時代における「アダムの魂」。ちなみにカーチェス=クリムは彼の祖先であり、彼の名前を画家としてのペンネームとして用いたりもしている。
年齢は小説版1巻の時点では26歳、4巻の時点で31歳。4歳程度年齢にサバを読む癖がある。
ルシフェニアの王女・リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュの許婚だったが、エルフェゴートでミカエラに恋したことにより、婚約を破棄。結果としてリリアンヌを激怒させ、後に地方を揺るがすきっかけを作ってしまう。
亡き先代の国王である父親が多くの妾をつくっていたため過去に腹違いの兄弟が多くいたそうだが、唯一の異母弟であるアルカトイルを除いて病気や事故で亡くなっているらしい。(これに関してはカイルなりの心当たりがあるそうだが)
小説版悪ノ娘の3巻・赤のプラエルディウム、及び4巻・青のプレファッチオでは、彼の心情や過去について大きくピックアップされている。
実は自身の母親であるプリム=マーロンにより悪魔を憑りつかされてしまっていた。ミカエラに恋をしたのもプリムの1つの策略であり、その時彼には色欲の悪魔が憑依していた。
その後うまく革命を利用し、ルシフェニア王国を領地に強引に併合した。(しかし各国からは批判が相次いでいたが、マーロン王家はそれを無視している。)
そして愛していたミカエラを殺害した人物をジェルメイヌ=アヴァドニアと勘違いし、仇を討とうとして一旦は悪魔化するものの、ミカエラの歌声により誤解ははれ本来の彼に戻った。また、自らの画家になる夢や、その夢の末路なども明らかとなった。
4巻ではユキナたちと共に行動し、事の真相を突き止める為にマーロンへと向かっている。プリムと対峙するものの、その先で起こった数々の出来事や真相に、悩ましく頭を抱える事となる。
『悪』とは、一体なんなのだ?
ガイドブックによれば、王位を異母弟に譲り画家として諸国を旅していたらしい。ルシフェニアで友人の娘ユキナと再会してからは定住し、ユキナとは結婚こそしなかったものの生涯共同生活を送るようになる。
のちに子孫のガレリアン=マーロンが登場しているが、彼もまた悪魔に憑りつかれることになる。