概要
悪の大罪シリーズに度々登場している。
魔道王国レヴィアンタの科学者であり、女王アリス=メリーゴーランド(マリア=ムーンリット)の息子であるためか抜きんでた魔力を持ち、その実力は転身の術を扱えるほどである。
「第一次Ma計画」に携わり、神の双子を誕生させたその暁には、自分の母親を傀儡扱いした元老院に復讐し、魔道王国も乗っ取ろうとも目論んでいた。
計画の候補者としてエルドゴード(後のエルフェゴート)のネムの村にいたイヴ=ズヴェズダに近づき、洗脳薬で自分の恋人にさせ、彼女のお腹に神の種を埋め込ませたが、生まれた子供は死産となってしまう。(これがキッカケでイヴの精神が崩壊してしまっている。)
最初は彼女をなんとも思っていなかったが、共に暮らしていくうちに彼女を愛するようになってしまい、彼女の子供を死産させてしまったその償いとして約束していた「エルドの森で結婚式」をし、彼女の夫になり、木こりとして森で暮らす。
楽曲「moonlit_bear」にてイヴが後のMa計画で生まれたメータ=ザルムホーファーの双子を攫い、双子を母親の元へ返すよう説得したが、イヴが彼女を殺してしまっていたため双子を養子として育てる。
エヴィリオス歴13年に『レヴィアンタの災厄』が発生し、その被害は隣国のエルフェゴートに及んでしまったことで疫病や飢饉が多発し、彼女達もそれに耐えきれず養子として育てた双子を捨てたが『置き去り月夜抄』にて報復され、イヴと共に大罪の器の材料にされた。
ネタバレ注意
アダムの魂は大罪の器の1つ憤怒の器『グリムジエンド』に宿っていた。
しかし、憤怒の悪魔であり、元レヴィアンタの科学者でもあったセト=トワイライトからすれば「寄生虫」らしい。
また人間にも干渉できるようだが、それは相手が怒りを持った時だけしか出来ない。
メリゴド高地の決闘でレヴィア、イリーナ、イヴの三つ巴のぶつかり合いに巻き込まれ、セトとは離ればなれで憤怒の器から弾き出されてしまい、経緯は不明だが強欲の器『マーロン・スプーン』に宿る。(しかし、悪魔になったわけではない。)
『悪徳のジャッジメント』にてガレリアンと契約していたが、市民の反逆時に姿を現し、怠惰の器『クロックワーカーズ・ドール』の中にいるであろうイヴを呼んだが中身が別人だと気付き、錯乱したあとガレリアンとの契約を解除し、千年樹の森にある映画館『EVILS THEATER』へと帰っていった。
彼のその後については『ハートビート・クロックタワー』にて描かれており、人形館長を助ける為に映画館の歯車となったらしい。